実は、これを書くのは、二度目だったりします。 二日ほど前、せっかく書いたのに、途中で手違いで消してしまいまして...。
ということで、リベンジとなります。
実は、ある方との約束で、近所の手伝いの時(話題としては、ナンですが、葬儀関係など)に作る、料理のメニューをレポートすることになっていました。ところが、途中でPCの不調などもあり、伸び伸びになり、ようやく書ける次第です。
思うに、私が幼少だった頃は、実家の周りでも、「常会(じょうかい)=町内会」のお手伝いは頻繁にあり、その度に、「白い割烹着」を着て、母が参加している姿を、よく見たものでした。
私が、この町に嫁いでからは、「葬儀関係」のお手伝いばかりでしたが、私が幼少だった頃の、実家付近では、「結婚式」でも、お手伝いに行っていた記憶があります。近所の手伝いと共に、「自宅で行う結婚式」についても、レポートすれば面白いネタはたくさんあるのですが、長くなるので、今回は、料理の件だけとし、後日にレポートしたいと思います。
葬儀関係の場合、「お通夜」の日の昼食&夕食、「告別式」の日の昼食&「きじゅう払い」の用意、ということで、「3食」&「1宴会」の用意をするわけですが、「3回」の食事のメニューは、ずっと同じで、「魚」が、「煮魚」か「刺身」で変化をつける感じでしたね。
【メニュー】
- ご飯 (白いご飯)
- 味噌汁 (長ネギ、油揚げ、豆腐、信州味噌)
- 即席漬け (キャベツ、キュウリ)
- 酢の物 (車麩、キュウリ :甘酢和え)
- 野菜の煮付け (きんぴらごぼう、八つ頭の煮っ転がし、かぼちゃの煮つけ、お煮しめ...等、季節の野菜からチョイス。)
- マカロニ入りポテトサラダ (じゃがいも、人参、キュウリ、ハム、マカロニ : マヨネーズで和える。)
- ほうれん草のお浸し (ほうれん草、けずり節、醤油)
- 煮豆 (金時豆、砂糖)
- 煮魚 (びんちょうマグロ、or マコガレイ) 刺身の場合は、マグロ。
最後の「きじゅう払い」と呼ぶ、ミニ宴会の場合は、これらの料理の残り物と、新たなお刺身と、なぜか必ず「冷奴」を出すのが定番のようでした。
「煮魚」は、「魚屋」さんの奥さんが一手に引き受け、大鍋で煮てくれたので、大量に煮るせいもあり、「味が出て」それは美味しかったですね。
我々若手?は、先輩奥サマたちの下で、「言うことを聞いて」?、「下働き」中心に動いているのが、これまた「定番」なので、「味を決める」など、大事な役目をやった経験は、いまだに無いですが、この「近所の手伝い」の場で、「煮魚」以外の料理を憶えたのは確かですね。
今は、「斎場」で行うのが普通となり、食事も「仕出し弁当」を取り寄せるのが定番で、作っても「味噌汁」オンリー、最近は、その味噌汁すら、業者が持ってくるようになりました。
けっこうな重労働だったお手伝いでしたが、今はかなり「楽」になり、むしろ「手持ち無沙汰」な感じですね。ただ、「忙しかった」けれど、料理の味は断然美味しく、素朴ながら「感動的な味」だったのは確かです。
「台所」もなく、民家の庭先で、ガスボンベなどを持ち込んで、みんなでトントンと料理を作っていた情景は、今で言う「アウトドアクッキング」に似ていたかもしれませんね。
その道ではプロと言える女房はこれに生姜が入れるように要求してきます。
そんな時、私は「生姜ねーな」と思いながら従います。
この間、面白いギャグがありました。
それは「おふくろの味」と言う料理をオヤジが店で作っているというものです。
味の好みは絶対的ではありませんので、大勢で食べる物を作る時は平均的な味になるのでしょうね。
でも、「味を決める」のは、そこを仕切っている方、というか、だいたい決まっていて、その辺の「力加減」がうまくいかない時は、「今日の味噌汁はしょっぱいね!」とか、イヤミを言う人がいたり、と、現場の状況はけっこう「シビア」だったりします。(^_ー)
多分斎場が出来て、簡略化が進んだ物と思います。
では。
それと、「煮魚」のときに、魚屋の奥さんに、「これは何と言う魚?」と聞くと、「マコ!」「びんちょう!」としか教えてもらえず、正式名称がわかるまで、しばらくかかった覚えがあります。(・_・;)
やはり馴染みの無い言葉って聞くと意味を知るとでは結構違いのあることがありますね。
では。
メニュー美味しそうです!
やっぱり、普段生活が不規則で食生活が荒れている人(自分?)にとっては、こういう料理が好き!です。料理に温もりがあるんですよね。
ご紹介ありがとうございました。