ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

鉄道唱歌

2008-02-22 | 日記・エッセイ・コラム

 次の「歌のボランティア」のネタにしようかと、「鉄道唱歌」について調べてみたところ、いやァ、凄いんですね。東海道はもちろん、奥州線、磐城線、と、その当時のほとんどの線に沿って作られていて、駅名もほとんど全部出てくる。

 なんと、そもそもが「地理教育 鉄道唱歌」として「書籍」の形で作られ、第一集、第二集、と、それぞれ2名ずつの作曲家が曲をつけていたそうです。なので、少なくとも5~6通りのメロディがあったはずですが、「多 梅稚(おおの うめわか)」氏の曲が人気で、今残っているのは、もちろん、この方の作品だそうです。

 作られたのは、明治時代で、全5集334番の歌詞があり、その中にはもちろん、水戸や石岡、土浦なども出てくる。

 では、ちょっと面白い箇所を書き出してみます。

「東海道」 3.窓より近く品川の 台場も見えて波白く 海のあなたにうすがすむ 山は上総房州

「奥州線ー磐城線」 6.末は銚子の海に入る 坂東太郎の名も高し みよや白帆の絶間なく のぼればくだる賑を

 8.小山をおりて右にゆく 水戸友部の線路には 産地の結城あり 桜名所の岩瀬あり

 55.三家の中に勤王の その名知られし水戸の藩 わするな義公が選びたる 大日本史のその功

 59.雲井の空に耳二つ 立てたる駒の如くにて みゆる高嶺は男体と 女体そびゆる筑波山

 62.車輪のめぐり速に 千住大橋右に見て 環の端の限りなく ふたたびもどる田端澤

 64.祝え人々鉄道の ひらけし時に逢える身を 上野の山もひびくまで 鉄道唱歌の声立てて

    作歌 : 大和田 建樹(たけき) ※読みやすいように、一部現代漢字&仮名遣いに直してあります。

 いわゆる「お台場」は、明治時代から有名な場所だったんですね。(・o・)

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 あはは...「坂東太郎」=チェーンの和風ファミレ... (ポテト姫)
2008-02-24 06:48:43
 あはは...「坂東太郎」=チェーンの和風ファミレス店、だと思ってる人の方が多かったり?(笑)

 坂東太郎=利根川 これは、知ってる人がどんどん教えないといけないのかも...。

 ところで、紫峰=筑波山、でいいのかな? (実は、知らなかったり...。:汗) 
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ご無沙汰です。私の周囲には、坂東太郎や紫峰がな... (赤飯)
2008-02-23 20:53:20
ご無沙汰です。私の周囲には、坂東太郎や紫峰がなんだか解らない人が多いのが驚きです。歌詞見ても情景がわからない人が多いのではないでしょうか。
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>やん姫姉さん (ポテト姫)
2008-02-23 10:55:25
>やん姫姉さん
 そうか、次男くんも「鉄ちゃん」でしたね。全曲のMDをお持ちとは、凄い!(・o・;)
 メロディ自体は単純だから、確かに、変化をつけないと、聴いていては、飽きちゃうかもね。

>水浜軌道さん
 思えば、日本全国に鉄道を建設していた時代は、「夢」に向かっていたようなロマンがあったんでしょうね。(^^)
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当時は今と違って簡単に旅行が出来なかったので、... (水浜軌道)
2008-02-22 22:47:51
当時は今と違って簡単に旅行が出来なかったので、唱歌等で各地の有名所を覚えたんでしょうね。
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鉄ちゃんである 次男が喜ぶ話題ですね。 (やん姫)
2008-02-22 15:34:02
鉄ちゃんである 次男が喜ぶ話題ですね。

その彼がもっているMDに 鉄道唱歌 があります。
前編、曲は同じですが、聴いている人が飽きないように、リズムやテンポを変えてありますね。

数年前の夏、家族で片道4時間のドライブ旅行中、往路は、次男の持参した「鉄道唱歌」を拝聴いたしました。
それでも、全曲は聞けなかった記憶があります。
もちろん、奈良・京都・大阪など、関西線の鉄道沿線の歌詞もありました。
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