ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

松島や...

2012-01-25 | 旅行記

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ふう、ようやくPCが自由に使える状況になったけど、けっこう「やるべきこと」が次々と出てきて、なかなか自由な時間が取れませんなァ。

 

 なので、かなりマヌケなレポートになりますが、興味のある方は、おつきあいくださいませ。(ナンチャッテ) 

 

 さて、翌日の午前中には移動を開始しまして、「松島海岸駅」に着いたのが、ちょうどお昼頃でした。そこまで乗ってきた鉄道は、「仙石線」と言い、私は何気なく「せんごくせん」と呼んでいたら、正しくは「せんせきせん」と読むんだそうな。要するに「仙台⇔石巻」間を繋ぐ鉄道ですね

 この路線、震災の影響で、電車は途中までしか走っておらず、私たちが降りた「松島海岸駅」の二つ先の駅までで終わりの状態でした。その先は「代替バス」が運行していて、JRの切符で、そのまま乗り継げるそうな。その「代替バス」の発着所になっているのも、「松島海岸駅」。

 

 駅近くのお店で腹ごしらえをして、結局、その日の午後は、遊覧船に乗ることにしました。(ノープランで出かける旅も、気楽でいいものです。 ) 

 駅の近くに、遊覧船のチケット販売所があり、その隣りには、「手荷物預かり所」もあったので、そこへ荷物を頼むと、そこのおじさんがとても感じが良くて、結局その後何度も、足を運ぶことになりました。

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 最初の写真は、船着場の近くにあった「奥の細道」と書かれた記念碑?、次からは、全て「船の中」から撮ったものです。(反射してたりして...。

 それにしても、小さな島にも、一つ一つ名前が付いてるんですね。(別に、全部の名前を教えてくれなくてもいいのに...。)なんて、個人的には思ってみたり...。 

 

 実際に人が住んでいる島もあるんですね。ちょっと驚きました。

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↑ の写真は、遊覧船を降りてからの一枚。左に見える「赤い橋」が、とてもキレイ。でも、松島全体の雰囲気を、写真に収めるのは、難しいですね。

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 「カモメのえさ」のおこぼれを狙っているのか、船が着くたびに、他の水鳥たちも、船めがけて近付いていきます。

 さて、その後、再び駅に戻り、「手荷物預かり所」のおじさんの所に行って、しばし歓談を。「寒いから、中に入って暖まって行きな~!」という優しい言葉に、つい引き込まれてしまいますね。

 ホテルの送迎バスが来るまでの間、雑談をしたり、明日の行き先についてのアドバイスをもらったり...。

 やがて、送迎バスの定期便に乗って、その日の宿へ。ネットで予約して、電話確認した際には、「山側の部屋」で了承していたはずでしたが、着いて案内された部屋は、「海側」の、実にみごとな景色の見える部屋でした。

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 「ほ~~! 絶景~~!  」と、思わず叫んでしまうほど、松島の全景が、パノラマのように一望にできる部屋。

 「グレードアップしておきました。」とのこと。 もしかして、予想より「空いていた」ので、そうしてくれたんでしょうかね? いずれにしてもラッキーでした。

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 ↑ 「松島」の風景と、ホテルの敷地内に見える雪景色との、コントラストも美しい。

 ところで、部屋の窓から、景色を眺めていると、どうも視野に入る一角に、警察車両みたいなのがズラリと並んでいるのが見える。「何だろう? 近くに警察署でもあるのかな?」

 この疑問は、翌日のチェックアウトの際に、解けました。なんと、「福井県警」と書かれた腕章をした警察官らしき若者たちが、次々とフロントにやってくる。そういえば、早朝に、例の車両の近くで、警察官たちが整列している光景も見ました。

 そこで、送迎バスの運転手さんに、「警察官の姿を見たけど、ここに泊まってるんですか?」と、尋ねてみると、「ああ、そうですね。200人くらいは泊まってますよ。」とのこと。そこで、「やはり、復興支援のためですか?」と私。「はい。あとはお手伝いとか...。」

 その後、帰宅してから新聞を見ると、偶然にも「松島」の特集記事が連載されていて、私たちが泊まったホテルのことも載っていたのでした。福井県警や、警視庁、など、遠くから協力に来た警察官たちが、滞在する場所になっていたようでした。

 そういえば、駅前に停まっていたパトカーのナンバーは「練馬」。夫が、「警視庁だ...。」とつぶやいておりました。

 かの「松尾芭蕉」が、「奥の細道」の旅の折り、あまりの美しさに言葉が出ず、「松島や ああ松島や 松島や」と詠んだ、との話を聞いたことがありますが、確かに、「自然にできた風景」のはずなのに、なぜここだけ、こんな「静かな」湾があるのか? なぜ、こんなにキレイな大小の島々が点在するのか? 不思議な場所でもありますね。

 正直なところ、私は行くまで、「松島」とは「島」の一つなのかと思ってました。 正しく「百聞は一見にしかず」ですね。

 この「松島」一帯は、これらの島々の存在と、「湾」になっている地形のせいで、「大津波」の被害が、比較的小さくて済んだそうです。翌日、見に行くことになる地区は、車で20分ほどの距離なのに、全く違う形相をしてました。

 では、その件に関しては、また後ほど。 

 (「みちのく二人旅のレポート・松島編」終わり。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
仙石線の前身であります宮城電気鉄道は、この地で... (Unknown)
2012-01-25 22:01:47
仙石線の前身であります宮城電気鉄道は、この地では珍しく直流電化ですんで、首都圏の中古車が使用され続けておりますが、例外的に仙石線で使用された車輌が川越線の電化(1996年)の際に使用(改造の上)されました。

…ってテツ分多めに書いても、わかんない事ばかりですよね。
では。
返信する
 私も29年前に松島を訪れた時、遊覧船に乗りま... (子猫)
2012-01-25 23:16:14
 私も29年前に松島を訪れた時、遊覧船に乗りました。
 そうしたら、カモメがエサ目当てにずっと着いてきました。
 どうもカモメ達は遊覧船の乗客がエサをくれるので、遊覧船を見ると「カモめ」と飛んでくるようです。
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船は苦手です。 (しゃあ あずなぶる)
2012-01-26 03:57:06
船は苦手です。
屋形船もダメでした。
そのくせ、無人島には行って見たい。
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>水浜軌道さん (ポテト姫)
2012-01-27 05:35:43
>水浜軌道さん
 だよね。(^^;) 無記名でしたが、何分「テツ」の話題なので...。

 そうですねェ、「直流」だとか、「車両」の話題だと、チンプンカンプンなのが、正直なところです。(・_・;ヾ

 でも、列車による気ままな旅の気分はいいもので、「全国の鉄道を全部乗ってみる」なんてのも、興味あることですね。(^_ー)

>子猫さん
 我々が乗った時も、カモメたちはずっと付いてきてましたよ。それもそのはず、「カモメのえさ:100円」との看板が、船に架かってました。(^^;)
 しかも、その「おこぼれ」にあやかろうとしてるのか? 他の水鳥たちも、近付いてきてたり...。(^_ー)

>しゃあさん
 私も、船は苦手な方ですが、遊覧船は、せいぜい1時間弱の乗船なので、大丈夫でした。
 その程度なら、しゃあさんも平気なのでは...? (・_・;)

 私は、一度「屋形船」に乗ってみたいです。(^^;)
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先日頂戴しました紙袋の記事を、本日アップさせて... (まさやん)
2012-01-27 22:47:08
先日頂戴しました紙袋の記事を、本日アップさせていただきました。
本当にありがとうございました。
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あれ?いつもなら登録しておったのに今回は消えて... (水浜軌道)
2012-01-27 22:49:14
あれ?いつもなら登録しておったのに今回は消えておりましたね。
そうです最初の記事は小生が書いた物です。ま、かるーく聞き流していただけますと幸いです。
ではまた。
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 「まさやん」って誰? と思っていたら、「水浜... (ポテト姫)
2012-01-28 04:05:26
 「まさやん」って誰? と思っていたら、「水浜軌道」さんのことでしたか...。(・0・;) いつのまにか、もう一つの方のハンドルネームが替わっていたんですね。(^_ー)

 記事、見ました。写真で見ると、「三割り増し」くらいに見えますね。(^^;)
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