この写真の土器は、大洗町の中でも、私が住む地区にある遺跡から発掘されたものだそうです。土器というと、我々素人は、「縄文式土器」「弥生式土器」など、歴史の教科書の最初の数ページに書いてあるものしか想像しないけど、何千年前の縄文時代から、つい最近まで、土器(途中で名前は変わるらしいけど...)の歴史は、延々と続いているらしいです。
この写真の、黒い大きなものは、土鍋だそうで、よく見ると、内側に、紐か何かを通す所があります。この3つとも、中世(室町時代から戦国時代あたり)のものだそうな...。
こういう物が、身近な土地から出てくる不思議...。この小さな町にも、遥か昔からの歴史が流れてるんだなァと思うと、ロマンというか、何か大きなものを感じます。
右に見える小さな物を拡大すると、
こんな感じ。左は、油を入れて、そこに紐を入れ、先に火を点けて、灯りとりに使ったものだそうです。
右の写真は、「かわらけ」と云い、儀式か何かで、ただ一回だけ、そこにお酒を入れ、飲むためのものだとか。500年くらい前のものなのに、こんなにきれいな状態で、土の中から出てくるとは、驚きです。
以上、昨日の郷土史を研究する会の定例会にて、とら先生より教わった内容でした。(^^)
ま,その内,よりはっきりすると思います,ですです。
ま,とり合えずこの辺は一般に少ないですね。
ところで、我が家でのお馬鹿な会話。:「大昔の土器が土の中からみつかるってことは、今、割れた茶碗を捨てても、いつまでもず~っと残ってるってわけだよね。」 「じゃ、未来の人が見つけるように、今から、この茶碗を埋めておこうか?」 「あのねェ...。」
私と息子との会話でした。(笑)
「いまから土器かなんかに『飛べる人間がいた』って書いて埋めたら、空とべた人間がいたことになるの?」って聞かれたことありますよ。
とりあえず、「考古学の場合、1個だけあってもただの変わった人で片付けられるから、複数個、しかも離れた距離で埋めてください」って答えておきました。
http://home.tokyo-gas.co.jp/new_setsubi/special/vol1/01.html
鉄鍋の普及って意外と遅いんですねぇ
中世の遺跡掘ると、石臼なんかもよく出るよね
大概割れてるけど…
★戦前くらいまではわりと普通の道具だったんじゃないでしょうか?
農家より都市部のほうが普及してたのかも知れないけど…
午後からだと、もう埋め戻し作業中かな?
>あきもとさん
都市部では一般的...う~ん、なぜだろう?
埋め戻しはしない...ってことは、そのまま何かの工事に入ってしまうとか?
>ガマ太郎さん
いや~、発想がユニークですねェ。(^^) でも、そう言われれば、確かに。昔の人は、やはり「アウトドアライフ」の最たるもの的生活スタイルだったんでしょうね。