ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

「ちりとてちん」終了! 

2008-03-30 | テレビ番組

 NHK朝ドラ「ちりとてちん」が昨日で最終回でした。「上方落語」がテーマだっただけに、笑ったり泣いたりと、なかなか見ごたえのある作品だったと思います。

 特に印象に残ったシーンもいくつかありまして、私としては、友人ジュンちゃんの結婚問題を解決するために、みんなで集まって話し合いを行い、無事円満解決できたシーンと、最終回の一つ前の、ヒロインが引退宣言をする回が、感動的でしたね。

 その、引退宣言をする回は、一人で見ていたためもあり、号泣状態でした。「お母ちゃんみたいになりたくない!」と、捨て台詞を残して故郷を離れたヒロインが、今度は「お母ちゃんみたいになりたい。」と、宣言したわけで、そこまでに至る間に、「成長した」んだなァと感じられた瞬間でした。

 「表舞台に出て、スポットライトを浴びることだけが、主役なんじゃない。陰で、みんなに光を照らし続けることも、立派な主役や。」ちょっと違うかもしれないけど、こんな決め台詞が印象的でした。

 たぶん、このドラマの主題なのかも...。

 あと、何度も出てきた、若狭塗り箸職人だったおじいちゃんが言った台詞:「最後に研いで出てくるものは、塗り重ねたものだけや。人間かて同じや。つまらんと思ったり、悲しかったりしたことでも、塗り重ねていくうちに、後でキレイな模様となって出てくるから、無駄なことなどないんや。」 これも、多少違うかもしれませんが、こんな感じでした。

 この、おじいちゃんの台詞には、何度も勇気をもらった気がします。私も昔から「縁の下の力持ち」という言葉が好きなので、共感することが多いですね。

 高校の文化祭で、私の所属する部活の出し物が、宝塚みたいな歌劇だったのですが、主役のシンデレラに憧れながらも、いざ本番を迎えてみると、大道具、照明、小道具を渡したり、着替えの補助をする人など、裏方がいなければ何もできないことを、大いに実感しました。

 ところで、今回のドラマ、ヒロインのコもとても可愛らしくてよかったのですが、個人的に、お母ちゃん役の和久井映見が最高でした。助演女優賞を上げたいですね。

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3 コメント

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 私もお姫さんの感想に共感するところが多々ござ... (子猫)
2008-03-30 15:16:32
 私もお姫さんの感想に共感するところが多々ございます。
 私も落語をやっていたと言うだけで、周りから、さぞ面白おかしく、派手な人生を歩んできたと思われがちですが、実際には縁の下の力持ちとなることをいくつも重ねてまいりました。
 音楽に譬えるなら、さしずめ演歌といったところでしょうか。
 喜代美が生まれる時に、お父さんが五木ひろしさんの「ふるさと」を唄ったように、喜代美が出産する時に草々が落語を演じたのが、とても印象的でした。
 今回のドラマを通して、日本の伝統文化である落語のもつ面白さを再認識させていただきましたことに感謝申し上げます。
 
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同じく、最終回iの前の回、わたしもひとりだったの... (やまびこ)
2008-03-30 16:37:29
同じく、最終回iの前の回、わたしもひとりだったので号泣でした。
最終回の出産シーンで、ドア越しに草々くんが号泣してるのを見てまたもらい泣き☆
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>子猫さん (ポテト姫)
2008-03-31 03:17:33
>子猫さん
 共感してもらえて、嬉しいです。よく「お笑い」系の仕事をしている人ほど、寡黙だったり、普段は全く違う雰囲気だったりすると言われますよね。人の哀しみや苦しみなど、人の心の深い部分というか、そういうことがわかっていないと、「笑わせる」仕事はできないのかもしれないですよね。

>やまびこさん
 よかった、号泣仲間がいて....。(笑) 草々兄さん、ドア越しに「落語」をしゃべってたけど、ナースさんに「お静かに!」と言われやしないか、ヒヤヒヤして見ていた私でした。(^_ー)
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