遅ればせながら(今さら、どんだけ?ってほど「遅れ過ぎ」の話ですが...)、昨日、レンタルDVDにて(長男が借りてきた)、「アナと雪の女王」の映画を観ました。
私はどうも、かなり「アマノジャク」なところがあって、自分が観る前に、世間一般の方々が大いに盛り上がってしまうと、「観たくなくなる」性分なんですよね。
同じ現象は、「冬のソナタ」の時に起き、観たのは、かなりブームが去ってからでした。
私なりの、素朴な感想を、思った順に書き出してみようと思います。
- 最初のシーンが、男声合唱で始まったから、「けっこう私好みの作品かも。」と思った。
- あの有名な「ありのままで」の歌は、最後の山場にでも出てくるものと思ってたら、意外と早く、中間部に登場したので、驚いた。
- 「アナ」の性格って最悪じゃん? 「常に上から目線」「気分屋」「我がまま」。王女の割に、品がない...。
- 氷を売ってる青年は、いいヤツだ...。アナにはもったいない。
- 「トロール」が登場したって」ことは、この物語の舞台は、北欧? そういえば、原作について、何も知らないなァ。
- 最後は、こういう風に終わるんだ...。アナの人となりも、少し成長しているような...。これは、「姉妹の成長物語」でもあるのかな? と思った。
こんなところでしょうかネ。 かなり、独断と偏見に満ちてますが、なぜ、あの歌「ありのままで」が、あれほどヒットしたのか?理由はわかったような気がしました。
私なりの考えでは、それは、「松たか子」さんの歌い方が素晴らしいから。
舞台女優としての実績や、ミュージカルに数多く出演していて、「舞台用」の歌い方に長けていると感じました。それは、「節回し」とか「こぶし」とか、小手先の技術ではなく、「歌詞の意味を表現しようとする気迫」とか、あの「エルサ」の心境を、「伝えよう」とする意気込み、臨場感、たぶん「全身全霊」を込めているであろう「エネルギー」が、聴く人の心に響いてくるから、なんでしょうね。
お父上の松本幸四郎氏は、かつて、ブロードウェイのミュージカル「ラマンチャの男」に出演されて、好評を得た、との話を聞いたことがあります。
歌舞伎の家柄でもあるし、「表現」のことにおいては、半端じゃない姿勢があるものと思われます。その後、どんなにオファーが来ても、テレビ等の歌番組に出なかったのは、そういう姿勢の表れなのかもしれませんネ。
思ったより、「まずまず」だった「アナ雪」。変に意地を張らずに、もっと早く観てもよかったかも。