♪ お酒はぬるめの~燗がいい~ 魚は炙った~イカでいい~ 女は無口な~人がいい~ 灯りはぼんやり~灯りゃいい~ しみじみ飲めば~ しみじみと~...♪
(by 八代亜紀 「舟歌」より)
なんて歌がありましたが、ついに「光る~光る~東芝」では、「白熱灯」の生産を終了したそうですね。
私も、あの「太陽光線」に似た、ほんわりした灯りが大好きなので、残念でなりません。ここでは、私の個人的な意見を、勝手に述べさせていただきます。
この件に関して、マスコミ等もいろいろ取り上げてるようですが、先日のテレビで、「屋形船」関係者に取材しているのを見ました。彼らが言うには、「なんていうか、言葉で上手く言えないんですが、なんかこう、違うんですよね。」既に、蛍光灯を使った丸いタイプのに切り替えていたようですが、それを見ていて、私も大きくうなずきました。
そう、「風情」が違うのだ! 彼らが言いたいのは、こういうことだと思いました。
「詞的な物」「風情」「情緒」.....そういうものは、蛍光灯でも、発光ダイオードでも、出てこない...。まあ、蛍光灯よりは、発光ダイオードの方が、なんとか近いかな? とは思うものの、聞けば、1つ「5,000円」くらいするそうな...。いくら電気代も安く、寿命も長いといわれてもねェ...。
「地球温暖化」対策のため、といっても、いったい「白熱灯」の影響って、どれほどあるのか? おそらく、今現在でも、使われているのは、トイレとか玄関の外灯とかお店の一部とか、限られた所だけなんじゃ? と思われます。
私が思うに、そんなことより、深夜のテレビ放送をいっさいやめさせ、夜はラジオオンリーとし、病院や、必要最低限の仕事をする職種意外は、「灯火管制」でも設けて、「灯りを消させる」対策でもした方が、よほど効果的なんじゃないかな。
昔は、夜中の12時頃には、「君が代」の音楽と共に、テレビ放送は終わったもんだけど、今は、夜中にも、映画や通販などをずっとやってるようだし、昼夜逆転した生活をしている若者などは、夜通し灯りをつけたままの状態なんだと思う。
そういう「エネルギーの無駄遣い」を放置しておいて、罪もない「白熱灯」に罪を被せるなんて、可哀想...。
あの、ほのぼのした「灯り」に、心が癒される人は多いだろう。もしこれで、世の中が「蛍光灯の灯り」だけになってしまったら、特に日本なんて、更に「自殺者」の数が増えると思うナ...。「情的なもの」を軽視すると、そのツケは大きいと、芸術を愛する者の一人として警告したい。
な~んて言ってる私も、よくコタツでうたた寝して、電気の無駄遣いをしてるので、反省しなきゃ...。
「白熱灯」がなくなるから、こうなったら、「ろうそく」の研究でもしようかな...。そういえば、ドイツ人なんかは、実際に「電球」より、愛用者が多いんですよね。