ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

長調と短調

2008-01-10 | 音楽話

 エントリーが700を超えたので、また音楽話を。(^^)v

 音楽(曲)には、「長調」と「短調」とがありまして、(でも、最近は、どちらか不明な曲もあったりしますが...。) では、その違いは何か? というお話です。

 「明るいのが長調」「暗いのが短調」という言い方もありますが、そうなると区別のつきにくい方もいるようです。たとえば、「千の風になって」は「長調」、「だんご三兄弟」「愛しのナポリタン」「黒猫のタンゴ」などは「短調」です。どちらが「明るい」か? というと、イメージでは区別が難しいですね。

 世の中には、だいたい「陽」と「陰」がありますが、それでいえば、「長調」が「陽」で、「短調」が「陰」。「メジャー」と「マイナー」なら、「長調」が「メジャー」で、「短調」が「マイナー」。

 民謡や伝承曲になると、それが「陽旋法」と「陰旋法」という言い方になります。

 では、何が違うのか?というと、「音の配列」が違うんですね。以前ここで、「全音」と「半音」の違いを説明しましたが、それらの組み合わせで「音階」というものができます。「音階」とは「音の階段」だと思ってください。それが「全・全・半・全・全・全・半」の組み合わせで弾いていくと、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」に聞こえます。これは、この法則さえ守れば、どこの音からでも、できることです。(黒鍵でも白鍵でも)

 この音階の構成音でできてる曲が「長調」の曲です。

 同じく、「短調」の場合、その法則は「全・半・全・全・全・全・半」です。「短調」の場合、後半の音3つに、若干種類の違いがあって、厳密にいうと、もう少し違ってくるのですが、「旋律的短音階(上り)」という、形だと、こうなります。(他に、「和声的短音階」と「自然短音階」というのもあります。) 一番基本的な例は、イ短調の「ラ・シ・ド・レ・ミ・♯ファ・♯ソ・ラ」ですね。(※「旋律的短音階」の場合、「下り」の音は、少し違います。)

 一番簡単な方法だと、「ドレミファソラシド」の「ミ」の音を、黒鍵にして「♭ミ」を弾けば、「短調」になります。「ちょうちょ」でも「チューリップ」「こぎつね」「カエルの歌」でもできるので、お試しを。「落ち込んだバージョン」の曲になります。(^^)

 この音階 長調:「全・全・半・全・全・全・半」 短調:「全・半・全・全・全・全・半」 ですが、興味とお暇のある方は、ぜひ試してみてくださいませ。(^^)v

コメント (3)
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