memories on the sea 海の記録

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牡蠣を食う巻貝・・・それを人が食べる     テキサスに巻貝侵入(1)

2011-02-12 07:55:27 | 
フランスのリヨンでは殻を外した巻貝を生で食べる。生であっても自然の恵みは素晴らしい(1月20日HUSTON PRESS)

この小さな巻貝は同じものには見えない。らせん状の貝殻はチョコレート色の変化を見せ、モグラのように小さな創造物が隠れている。しかしこれは巻貝で英国ではTINGLESと呼ばれここ米国ではDRILLSと呼ばれる。これがメキシコ湾の牡蠣に致命傷を与える。

ミニチュアの歯のような付属物はradulaと呼ばれ、この貝drillはまさにその名のように牡蠣の固い殻に穴をあける。それは硫酸を分泌し貝殻を柔らかくしてから穴をあける。巻貝drillは柔らかな牡蠣を外側から捕食する。そのあとには小さな穴が牡蠣殻に残るだけだ。「奴らは牡蠣の天敵だ」よく知られた魚商のP.J.STOOPSは電話の向こうでため息をついた。彼はルイジアナ・シーフードで働いているが、侵略生物について精通している。彼は対策ももっている。

ルイジアナ・シーフードのオーナーJim Gossenの傍らで, Stoopsは人々にこの巻貝を食べることを勧めている。これを彼らの会社では Biganos巻貝と呼ぶ。 テキサスでは生態系を守るために侵略種を食べてしまう。「自分が取引している牡蠣漁師はこの貝を食べてしまう。この貝が憎いのだ」とGossen氏は小さな侵略生物について語る。この巻貝はメキシコ湾岸からやってきて牡蠣を食べてしまう。牡蠣は大量に死滅してしまう。夏場前に漁師たちは巻貝を獲る。「ルイジアナの漁師は巻貝にとって脅威だ」という。「いついかなる時でも漁師はこの巻貝を獲る。昨年の復活際のこと、グランド島に向かう途中で友人の家に立ち寄った。彼らはこの巻貝Biganosを海ザリガニとともにボイルしていた」 「自分はBiganosというフランス名前と理解した」あの国では巻貝は人々に人気がある。

しかし、米国では単にフランス料理屋でみられるだけで、それも缶詰からで、裏庭の海から来たものではない。そこではStoopsとGossenが乾杯をしていた。

写真:最も左側がルイジアナ物

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