memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

生活のための海は荒天      マレーシア

2011-02-12 07:54:52 | 亜細亜海道
荒れる海、不安定な風、打ち続く長雨が漁師13,000人を困惑に落ち込ませている。ベラワイにあるアラワク漁業者協会(Penesa)の会長Temrin Bustamam は悪天候で海に出ることは危険だという。(1月20日STAR ONLINE)

政府の係官は悪天候と時化は11月以来のもので2月中旬まで続くと伝えたという。こうした状況は過去5年間で今年が最悪とTemrin(45歳)はいう。 「普通であれば春節の前の今の時期、海から十分な収穫を得ているところだ。今年は海にさえ出られない。風向きも今年は変わってしまった。非常に突飛な果然状態だ」とTemrinはいう。PENESAのメンバーの誰かがこの悪い時期の援助について彼に接触してきたかと問うと、いまのところ誰も言ってこないという。「昨年以来連邦政府はLKIMを通じて必要な漁民には月額200リンギットの支援をすると」
悪天候に見舞われたものには支援はありがたい、とTemrin。もし仮にこの悪天候が3月まで続けば彼を含めた漁師は経済的苦境に陥るという。 「我々はアラーの神に天候の回復を祈っている。遅くとも2月中旬までに回復するように」と彼は言う。Temrinはほとんどの漁師はモンスーンシーズンにはほかの仕事を持っているという。

ほとんどの Penesaのメンバー漁師は15 の漁業集落に分散している — Sematan, Santubong, Kuching, Kuala Sadong, Batang Lupar, Saribas/Kalaka, Sarikei/Bintangor, Belawai, Matu Daro, Sibu/Igan, Mukah/Oya, Bintulu, Miri, Limbang 、Lawas. —という具合でサラワク全体に及んでいる。

一方 MiriではPenesaの前カウンセラーの, Jemali Basri of Bekenu が協会と国会議員はMiriの1,200人の漁民に対し、求められれば支援をする体制ができているという。Jemaliは今年の異常な天候は過去5年間に体験したことがないものだという。
「だが、アラーの神に感謝する。今日われわれ漁師は多様な収入の道を得ていて、満足している」という。「だから、だれも助けを求めに行かないのだ」とJemaliはいい、緊急事態の支援準備はできているという。

Bakam集落のPenghulu Adam Bujang(68)は Kampung Beraya, Kampung Nelayan Bakam, Raan, Tukau, Kampung Kuala Bakam 、Suaの7つの集落の面倒を見ている。このエリアでは100人の漁師が3週間以上、漁に出られないでいる。 「いかに勇敢であっても危険だ」とAdam.かれの区域のほとんどの漁師はいまだ大丈夫だという。Nah Kimming(34)は Kampung Nelayan Bakamの漁師の兄妹だが、彼も3週間は海に出ていないという。「だから自分はLokanと呼ばれる淡水アサリを売っている、それで日々10~20リンギットの収入になる。彼女の家族のほかのものは一時的な建設作業に従事しているという。

写真:Bekam集落の漁船は海に出ることなく繋がれている。


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