memories on the sea 海の記録

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2012年国際魚価は値下げ圧力を受けた

2012-12-03 09:59:01 | 
魚類と水産物の国際価格は2012年引き下げ圧力を受けた。とくに養殖ものがそうであった。天然物については比較的良好であったと11月12日発表のFAO国際食物概観報告が伝えた(11月19日TFSND)

価格低下は消費者需要の減退によるものでこの影響は漁労部門の生産縮小に繋がった。 こうした傾向はFAOの魚価格指標にも現れ、国際魚価は2011年の同期に比べ年初からの10ヶ月でほぼ7%下落した。

世界の魚類生産は2012年には1.3%増加し1.575億トンに達するものと予測されている。これは2011年の増加率5%の半分以下である。今年の増分はすべて養殖によるもので、漁獲によるものは燃油価格の高騰により消費者まで魚を届けることが難しく 操業活動が制約を受けていることにより減少しているためである。

魚類及び水産物の国際貿易は2.5%増えて生鮮換算重量で5990万トンになると予見されている。輸入者側は価格低下まで購入を手控えている模様である。しかしながら世界最大の魚類輸入市場であるEUは南部欧州において経済危機により弱含みである。

世界の食物としての魚類消費はことし2.6%伸長売ると見られ、年間一人当たり消費は19.2kgと1.5%増加の見込み。この増加はすべて養殖ものによると見られている

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