MEDINT(医療通訳研究会)便り+

医療通訳だけでなく、広く在住外国人のコミュニケーション支援について考えていきます。

年齢と通訳

2012-10-08 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
最近、老眼が進んできた。
話には聞いていたけど、
小さい字が読めない・・・。

野球選手みたいに動体視力が必要だったり、
工場の検査みたいにたくさん見なければいけない仕事でなくてよかった。

もともと近眼だったので、
小さい字を読むときにはメガネをはずす。
ああ、年配の人がやっていたのは
こういうことだったのか・・と。
小さい字で書かれた若者向けの広告に
「ちっ」と舌打ちしてしまう(笑)。

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通訳者には実際動くわけではないのですが、
頭の中の反射神経、運動神経が必要です。
意外と体力も必要だし、集中力の持続も。
個人差はあるのですが、
年を取ると少しずつ「昔の様」にはいかなくなります。

そんな時こそ、医療通訳になってください。

医療通訳は人の痛みがわかること、
自分自身が病気を体験していなくても
大変だなということがわかる想像力、
これは人生経験で鍛えることのできるものです。

人生がすべて思い通りにいかないことも、
いろんな人間がいることも、
老いによる衰えも、
すべてが医療通訳者の深みになると思っています。

だからリタイアした通訳者の皆さん、
是非、一緒に医療通訳をやりましょう。