私は初老男である。
雨が続く。
猛暑だったのが、ウソのような涼しさ。
周りの他の稲が黄色く色づいていく・・・。
秋の始まりはやはり「さみしい」・・・・・・・・。
久しぶりに再読した本がある。
池波正太郎の銀座日記(全)
である。
この本を初めて読んだのは何時だっただろう?
文庫本になったこの本は「3代目」である。
初代・2代目はボロボロになってしまったので、その都度買い替えた。
趣味が悪い。と言われそうだが・・・・。
みなさんは「人の日記が読んでみたい」と思ったことはないっだろうか?
ブログを検索する時も、日記風の物を好んで選んでいる。
そうした欲求の始まりは、この本を読んでからかもしれない。
池波正太郎のことは、度々Upしているので詳しくは記さないが・・・・。
言わずと知れた「鬼平犯科帳」「仕掛け人梅安」「剣客商売」の三部作を代表にする時代小説家である。
すでに亡くなって28年が過ぎた。
ここ数年、この本を読み返さなかったことには理由がある。
・・・・そう。この本を読むと。
「身につまされる思い」
になってしまうからだ。
若い時には全く感じなかった池波の衰えに私自身が「怯えて」しまう。
50代に入ったばかりの頃、特に「続・銀座日記」部分を読むのは「苦痛」でしかなかった。
いま、この本を読み終わってみて思う。
50代後半になり、徐々にこの本の中の池波と私が「同期」してきているのだと思う。
★★★★★★ちょっとbreakします★★★★★★★
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