私は初老男である。
昨年に続いて
ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2018
を観戦してきた。
本日(15日)は、混むと思って準々決勝(14日)を見に行った。
それは昨年も同じなのだが・・・・。
観客の数が格段に増えている。
何しろここ最近の日本バドミントン選手の活躍は・・・。
そりゃ、見たくなるでしょ。
それでも午前中11時すこし過ぎには、会場に着いたんだけどね。
武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ(調布市)である。
知らなかったが、味の素スタジアムのすぐ脇なのね。
ハッキリ言って、席を確保するのにそれほど苦労するとは思わなかった。
しかし、結局4階の3コートのはずれにしか座れなかった。
準々決勝を見に行ったのには理由がある。
高校野球を見に行く通の人が言っていた。
「見に行くなら『準々決勝』戦だな。なぜなら実力伯仲の上に、必ずその中から優勝校がいる。」
これはどんなスポーツにおいても同じだと思ったのだ。
しかも、試合数が多い!
シングルス・ダブルス×男女+ミックスダブルス各4試合=20試合である。
その中でも、どうしても見なければならない試合があった。
男子シングルス 桃田賢斗vs林丹
である。
林丹はバドミントンを知っている人であれば説明不要のスーパースターだ。
・・・・しかし、そのゲームは意外な展開だった。
「ワンサイドゲーム」を絵に描いたような桃田の圧勝。
林丹はどうやら身体に故障を抱えていたらしいが、コートのいる間はなんの言い訳にもならない。
もちろん、本人も何も語りはしないだろう。
それよりも何よりも、この試合運びを見て桃田賢斗というバドミントンプレーヤーが、バドミントンプレーヤーとしての「完璧」になりつつあることを証明していると私は思う。
プレー経験があるからこそ持てる確信だ。
最近調子が上がってこない無冠の帝王リー・チョンウェイというこれまたスーパースターがいるのだが・・・。
今の桃田はそのリー・チョンウェイの欠点を埋めたような存在と言える。
風貌さえそう思えるのだ。
どのスポーツそうであろうけれど、バドミントンというスポーツの本質は最終的に
「削りあい」
である。
最終的に相手を精神的にも、体力的にも「削り取った」方の勝ちである。
上手くできていて「体形」に、すべてが現れている。
桃田の「例の出来事」の前と現在を比べてみれば一目瞭然。
体力に自信があるから「焦らない」焦らないから「無理をしない」無理をしないから体力を温存できる。
バドミントンは、うまくなればなるほど「瞬間的に力を使う」ようになり無駄な力を使わなくなる。
シャトルを打つ「瞬間」にだけ力を集約できるのだ。
桃田はその極地にたどりつつある。
「おもしろいゲーム」ではなかったけれど、林丹との試合は桃田のたどり着いたところが「どこであるか」を知らしめてくれた。
さてここまででかなりの文字数になってしまったが、他のゲームのこともUpしたいので次回をPart2として女子ダブルス・シングルスの観戦記を示したいと思います。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、たどり着いた先が認識できますように。
May
昔はテレビを見ていても、選手の打ったシャトルが「IN」か「OUT」か分かったんだけど(プレー経験ってそういうモノ)最近はこうして生観戦しても分かりづらくなってしまった・・・。
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