私は中老男である。
若者からは信じられないことだろうけれど・・・。
中老男が音楽を聴く場合「CD」でないと不安。
「Data」という「形が見えないもの」に信頼をおけない。
カードで買い物をすることにはさすがに慣れたが「ネットによるカード払い」にいまだにドキドキする。
キミキミ。笑うんじゃない。
そう言いながら最新の音楽を聴いたりしないので、リサイクルショップで定価以下でしかCDを購入していなかった。
そんな私が本当に久しぶりに「定価」で購入したCDがある。
Softly(山下達郎)
である。
このCD購入には伏線がある。
山下達郎がパーソナリティを務めているラジオ番組「サンデーソングブック」が、今年放送30周年を迎える。
私はサンデーソングブックになる前の土曜日放送の「サタデーソングブック」の頃から聞いているのであるが。
正直なところ、山下達郎の音楽というものにシンパシーをそれほど持っていたわけではない。
しかし、ラジオ世代の中老男にとっては「気が付けば聴いていた番組」なのである。
まあ、27年くらいは「時々」でしかないんだけど。
本当にまったく番組放送当初から雰囲気や構成は変わっていない。
達郎氏が淡々とオールディーズのポピュラー音楽を「タナツカ(棚から一掴み)」や「リクエスト」で曲をかけ続け音楽への知識を披露し、はがきを紹介する。
山下達郎の「ポピュラーミュージック」の知識は「脅威」でしかない。
30年放送しても「底が見えない」のである。
ここ3年ほどは放送を録音してヘビーローテーションである。
彼の「人となり・音楽への情熱・誠実さ」などによって30年の放送に耐えていることを実感している。
11年ぶりのアルバムというのがこの「Softly」なのだが、ラジオ放送で実は全曲放送で紹介されていて聞いているのである。
それでも「買わねばならない!」という使命感を抱いてしまった。
追い打ちをかけるように先週・先々週のテレビ番組で彼のインタビューが放送された。(この番組はすごかった!)
それを観て、さらにさらに「買わねば!」と思ってしまった~~~~。
69歳の彼が、元気に末永く音楽を届けてくれることを、ラジオ番組を続けてくれることを切に願うのである。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「継続の美徳」を感じる瞬間がありますように。
May
「武道館で演やない」「テレビに出ない」「本を出さない」が達郎氏のモットーだという。「でかい箱で演ったり、海外進出する時間なんてない。それならもっと小さなローカルなとこ巡る」これを徹底しているのが・・・・凄い。
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