完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

歳を取る度に・・・。    ~大橋巨泉「ゲバゲバ人生 ~わが黄金の瞬間~」読み終わりました。

2018年10月20日 | 


私は初老男である。





「初老男」を名乗ってどれくらいになるのか・・・・。






あんまり自覚は無いのである。






しかし、歳を取る度に「衰え」だけは、はっきり自覚できる。







男は「ハ・メ・マラ」の順で衰えが来るという。







歯・眼の衰えのことは、奇しくも数回前にブログUpしたばかりだ。








だからこそなお、今回読んだ本が身に染みた。








        大橋巨泉著「ゲバゲバ人生  ~わが黄金の瞬間~」






                                 である。








大橋巨泉氏が亡くなって2年。












この人は、私のオヤジとほぼ同じ歳である。











そのことを考えると、この人がいかに「ケタ外れの感覚」の持ち主だったことにア然とする。








今でこそ様々な意識・様々な恰好の人間が跋扈しているが、昭和ヒトケタの人間がこの感覚を持って生きることがどれほど大変だったか・・・・。











「リタイアする」ということは、どういうことなのか?










すくなくとも今の若者であっても「ドロップアウト」と勘違いしているだろう。










今現在の日本人の中で「リタイア」を理解し、実行できる人間はほとんどいない。










今話題のzozoの前沢社長なんて巨泉氏の考える「リタイア」でいえば、もう社長とは呼ばれていてはいけないはずだ。









この頃おもう。









自分自身は、本当に情けない存在だと。







ちっぽけなことにクヨクヨして不安になり、いつもなにか心配している。







だが、周りを見回すと逆に「全く何も考えいない人間」がなんて多いことか・・・。








頭を使わず「本能的な欲求」だけで生きている輩が跋扈している。








そうした人間たちが数多くいる中で大橋巨泉という人は、「自分の信念・アイデンティティ」を貫いた人だ。











様々な時代の紆余曲折の中で、自分の感覚を信じ自分自身で人生を切り開いてきた。









その行きついた先が「リタイア」である。








私にはもう「リタイア」に必要なものを手に入れることができないことだけは確かだ。









だが、自分の信念に従って生きることができないのなら「人生に意味がない」ってことは、この本から読み取れた。









今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、何も考えない人生を送りませんように。








           May






このタイプの司会者は、もう絶滅したのだろうなぁ。わずかにタモリにその匂いがするけれど・・・。



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