完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

やがて悲しき親の顔    ~血は水よりも濃いって・・・つらい~

2007年04月17日 | 家族・肉親
私は中年である。

三重県北部の亀山市で震度5強の揺れを観測した。

「震度5強」と言えば、ちょうど私が中越地震で体験した震度だ。
経験のない人のほうが多いだろうが、その恐怖感はやはり自然に対する「畏怖」を
覚えられずにいられないものだ。(詳しくはこのブログの06’10月23日を
読んで欲しい)

あれから2年を経たずして被害の大きい地震が頻発している。
中越地震の時に日本中の注目の的となった「妙見の土砂崩れ」(雄太ちゃん救出
現場)が、ホンの先月復旧したばかりだというのに・・・。

「天災」はただ受け入れるしかない。そこから立ち直るには「個」としての強さ、
地域としての「集団」の強さが求められる。

被災地の皆さんのその強さが発揮されんことを「経験者」として願っている。


そんな天災の後にホントに個人的なことで申し訳ないが、我が父について
少々Upしたい。

私の父は昭和7年生まれの75歳である。

「昭和一桁」と言う世代は、大げさに言えば「生きた化石」である。

この週末にまたやらかしてくれた。(まあ、たいしたことではないが・・・)

先週末の夜は、あれこれ忙しく会議が重なったり夕食が外食になったりで
親父と顔をあわせる機会がなかった。

遅くなって帰宅しホッとした。そして「週末だから酒でも飲もうか・・・。」と
風呂上りに缶ビールをチビリチビリとのんでウツラウツラしていた。

居所寝は気分のよいものだ。

しかし、午前0時を回って部屋をノックする者がいる。
嫌な予感がした。ロックを外すと案の定である。

いきなり「あのそう・・・。(あのさあの意味)」

新潟弁のきつい早口の言葉がポンポンと続く。

内容をまとめると「自分が歳を取り思ったように農業をやれなくなった。
だから、耕作している田んぼの面積が多すぎるから縮小しよう」という話。

・・・夜中の0時を回っているのである。

・・・何かとてつもなく緊急の用事かと身構えていたのに・・・。

実際、農業の話は数年前にそんな話が出たことはあるのだが、今と状況が
まったく違う。更に今4月の時点では、今年の耕作の予定は確定しているのだ。
今年いっぱい、もしくは来年の春までに決めればよい話である。

なぜ、こんな夜中に・・・・。答えは簡単である。

「自分が思いついたから」である。・・・半分ボケているのだろうか。
年寄りになると「自分」のことしか考えなくなると言うが、今回のことも
まさにその通りだ。

前にUpしたことの繰り返しになるが、親父は25歳の時に父親を亡くし
その時以来、「家長」として家を支えてきた。

それはよく分かるし大変だったろうと思う。しかし、根が単細胞でワガママだ。
「人がどう思うか?」とか「人を思いやる」という意識が欠落している。
(特に家族に対してはその感覚がひどい)

彼は「親子の情」などを持ち出して私をなじるが、行動や生活態度にそれを
持ち出すのは「筋違い」と言うものだろう。
行動や生活態度は親子と言う部分でなく「人間」としての部分なのだから。

彼については、これからまだまだUpすることが増えると思う。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが親と「よい関係」を築けますように。

ちなみに親父の血液型はB型である。私はB型ではない。                                          may
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