完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

たいがいにして欲しい・・・!       ~「父親」という馬鹿者~

2021年11月07日 | 家族・肉親

 

 

私は中老男である。

 

 

 

たぶんであるが・・・・人間には。

 

 

 

「考える人」と「考えない人」の二種類が居る。

 

 

 

それも・・・。

 

 

 

「考える人」は「考え過ぎ」

 

 

 

 

「考えない人」は「まったく考えない」

 

 

 

 

もちろん、その中間という人も多々いるのだろうけれど。

 

 

 

 

幸か不幸か。

 

 

 

 

我が父親は「全くかんがえない」人で、

 

 

 

 

 

私は、どちらかと言えば「考え過ぎる人」である。

 

 

 

 

 

 

親父は御年89歳。

 

 

 

 

 

ひと月ごとに病院に連れていく。

 

 

 

 

血液検査の結果は、私より数段「良好」である。

 

 

 

 

本人はずっと以前から「若い」と言われることが自慢だった。

 

 

 

だが「若く見える」ということと「若い」ということは、

 

 

 

 

当然だが「違う」

 

 

 

 

 

89歳の人間は、見た目がどんなに若くても「89歳」なのである。

 

 

 

 

 

ここ一年、特に耳が遠くなってこちらが「大声」を出さないと聞こえない。

 

 

 

 

血液検査の結果が上々であって、日常生活に支障が無いと言っても。

 

 

 

 

89歳の老人が、60歳の息子と同じ意識でいてもらっては困るのである。

 

 

 

 

自分は30歳そこそこの時に52歳の父親を病気で亡くしている。

 

 

 

 

だから「分からない」のも、仕方のない部分はある。

 

 

 

 

 

親父に言ったことがある。

 

 

 

 

 

「確かにあんたは、父親が早く亡くなって大変だったろう。だけど、60になってもワーワー言う父親がいることのメンドクささは分かんないだろう!」

 

 

 

 

「うん、そうだな。お前も大変だな~~~。」

 

 

 

 

自分のことを言われていることに・・・気が付いていない・・・・。

 

 

 

 

やはり例の「まったく考えない」性格である。

 

 

 

 

今日は休日でありながら「村内の共同作業」だった。

 

 

 

 

 

朝8時から11時の間、私も参加したのであるが・・・。

 

 

 

 

 

日頃やらない作業で、クタクタになった。

 

 

 

 

 

だが、家回り片づけなどもこのタイミングでないとできない。

 

 

 

 

 

それも、どのタイミングで何日でやるかは・・・。

 

 

 

 

 

 

「考え過ぎる人」の私は完璧にシミュレーションしたあった。

 

 

 

 

 

昼過ぎにやっとおわりシャワーを浴びていると・・・。

 

 

 

 

 

 

親父が風呂場に来てこう言った。

 

 

 

 

 

「なんで『あこ』を片づけてねぇがだ」(なんで「あそこ」を片づけてないんだ)

 

 

 

 

思わず怒鳴る。

 

 

 

 

「うるせ!おれがちゃんと考えてるがだ!」(うるさい!俺がちゃんと考えている!)

 

 

 

 

 

親父も60歳過ぎまで毎年1度のこの作業をやってきた。

 

 

 

 

 

 

どれくらい大変だったか。どれくらいの時間で終わったかを知らないわけではないはずだ。

 

 

 

 

 

 

その後、わたしのやっている家回りの作業も「こっそり見ていた」(そうしたことを我慢できる人ではない)

 

 

 

 

 

私が泥のようになっているのも、分かっているはずだ。

 

 

 

 

 

 

せめて。・・・せめて「お疲れ様」の一言があってからなら、私も「大声」を出したりしなかっただろう。

 

 

 

 

 

私の怒鳴り声にも、親父は「なんだ?」と聞き返した。聞こえていないのだ。

 

 

 

 

 

力いっぱい風呂場の戸を閉めて鍵をかける。

 

 

 

 

それでも彼はドアの外で「ブツブツ」と何か言っていた。

 

 

 

 

 

自分ができなくなったことに対して、いかに言いたいことあっても「口を出すべきではない」

 

 

 

 

 

口を出すなら「それなりの対価」を払うべきである。

 

 

 

 

 

いわく「金を出して口出さず」が理想。

 

 

 

 

 

 

「口を出すなら金を出す」のは普通。

 

 

 

 

 

 

「口を出すが金を出さない」のは最低。

 

 

 

 

 

しっかり、心に刻み付けておこう。

 

 

 

 

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「自分の年齢」というモノと真剣に向き合いますように。

 

 

 

 

 

         May

 

 

 

 

 

彼をキライなのは、そのことだけじゃないんです。もっと許せないことがあるのですが、それはまたべつの機会に。       

 

 

 

 

 

 

 

 


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