Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

明石家サンタ

2009-12-25 20:17:37 | days
今日の未明に放送された、毎年この時期に放送される番組、
明石家サンタを、布団にもぐりながら見ました。
不況のせいか、去年もそうだったけど、賞品の車のグレードが
落ちましたよね。番組はどんなふうに賞品を調達してきているのだろう。
スタッフが交渉して、会社側が広告宣伝費で落として提供しているのかしら。

それにしても、数々の不幸話がいつになく面白かったです。
2時間があっというまでした。
「はこちゃん」という50代の明るくてキャラのある方もでてきて、
さんまさんは3回電話していました。
そして、鐘を鳴らされて不幸話が認められて、さぁパネルを
選んで賞品を手に入れてくださいとなって、毎年「ハズレ」を
引いてしまう人がいるのに、今年はすべての人が賞品を当てました。
さんまさんもいつもよりも鐘をならすことを渋らなかったし、
不景気でみんな大変な目にあってるから、判定を甘くして、
みんな幸せになりましょうというような空気を感じました。
意外と電話をしてくる人たちみんな落ち込んだ感じではなかったですよね。
さんまさんは「不景気なのにみんな元気だ。でも、笑うしかないということ
なのか」みたいなことをおっしゃっていましたが、
それでも、そういう人間の強さはいいものですよね。

いろいろな不幸話のなかで、
40代の独身の男性の話が印象的でした。
結婚したいんだそうです。
それで、有名で鑑定料金も高い占い師にみてもらったそうです。
水晶玉を前にして、その占い師は「ふぅ~、はぁ~」と深い息をつく。
そして、「あなたは嘘をつきすぎるんです。それを直さないと結婚できません。
それを正したら来年いい出会いがあるでしょう」
みたいなことを言われたそうです。
そこでその男性は口にしたのですが、その人の職業はマジシャンなんだそうです。
占い師が言った、「あなたは嘘をつきすぎる」という言葉。
「マジック」が「嘘」の部類にはいると、その男性は理解したようです。
マジシャンは人をだましてなんぼの商売です、悪気はなくても。
仕事をやめたほうがいいのでしょうか、と悩んでいました。
どうしても結婚したい、と。

占い師には自分の職業がマジシャンだとは言っていなかったそうです。
水晶玉なんかで見えちゃうものなのかい。
一般人には、その仕組みというか、タロットカードなんかはわかるけど、
占いとしてどういう法則があって、どんな吉凶の出方がするのか想像がつきません。
とはいえ、昔からあるんでしょ、水晶玉占いって。
由緒正しき占い方法だよなぁ。
いかにも超能力のある占い師っていう雰囲気をかもし出させる
占い方法じゃないですかねぇ。
そういう当てられかたをするから、評判が立って、
口コミで有名になっていった占い師なのかもしれない。

と、超常現象的に受け止めてみましたが、現実的に考えると、
その占い師は頭のいい人なんだろうなぁと推測してしまいます。
男性は「サービス業」とでも言ったかもしれない。
サービス業なら、お客さんに、自分の気分がいらだっているときでも、
笑顔で接したりしなければならない。
そうすると、「あなたは嘘をつきすぎる」という言葉がビビビーンと響くでしょう。
また、人相を見る目にたけているともとれる。
嘘をつきそうな顔を見分けなくてもいいのです。
さっきも書いたように、サービス業の顔を見つけ出せばいい。
そうすれば、類推的に、サービス業にひっかかるような、
広い意味での言葉をなげかけることができる。

とまぁ、まだまだいろいろなケースバイケースの方法論があるのでしょう。
なんの理論もなくて、ただ水晶玉をみて答える占い師なんか
いないのではないか。医者の問診みたいに、ちょこちょこ情報を
引きだして推理するっていう作業が考えられますよね。
そんな暴露本が出版されたら面白いだろうなぁ。
信じきる人っていうのは必ずいるだろうから、
占い業全滅ってことにはならないだろうけど、
物議をかもすのは目に見えている。
そういえば、卑弥呼の時代なんかも、亀の甲羅を割ってその割れ方で
占ったりしてまつりごとを行っていたんだったっけ。
人の根本的なところで、占いだとかに引かれる部分ってあるんだろうなぁ。

そういえば、僕、タロットカードを持っています。
占いの結果で曲がった道へ突き進みそうなので、占いはまるでしません。
タロットカードってデザインに引かれるものがありますよね。
プロ野球カードやトレカじゃないけど、カードを好む性向みたいなのって、
人にはあるのかもしれません。なんて思ったりする。
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