「トワイライトゾーン 暗い海の生き物たち」(ナショジオ2024年3月号)より
・人間の活動による二酸化炭素の排出の4分の1は海の海洋生物が吸収する。このプロセスを「生物炭素ポンプ」と呼ぶ。
・生物炭素ポンプで取り込まれる炭素の5割ほどがトワイライトゾーンの生き物たちによって運ばれ、数百年、数千年にわたって貯留されている可能性がある。
・深海の魚を狙う大規模な漁場開発が技術の進歩により可能になった。これらの魚は油やワックスが高濃度に含まれ食用には適さないが、すり潰して粉末や油脂にして動物の飼料、特に養殖魚に向いている。
・金属が多く含む水深5000mの海底を採掘する計画が持ち上がっている。これによって生物の窒息や汚染、騒音などによる悪影響が及ぶ可能性がある。
・しかし、トワイライトゾーンを守るという動きもある。2022年から各国政府や多くの企業が環境上のリスクが明確になるまで深海の採掘を中止すべきであるという提案に賛同、23年には国連で公海に関する条約が採択された。
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しかし、人間の欲望はとどまるところを知らないなあ。
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