アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

秩序と無秩序

2009年12月25日 | 雑想
ドイツには自己責任という看板が多数掲げられているそうです。
アウトバーン(無料、速度無制限の道路)に速度制限を、という議論もあるそうですが、秩序を大切にするお国柄であるため、そうした制限には懐疑的という話です。

たまにナイトキャップとしてトルストイの「幼年期、少年期、青年期」を読むことがあります。
その中に、comme il faut(仏:礼義、作法にかなう)という言葉が出てきます。
地位や名誉よりも、こうしたものを持った人こそ尊敬すると記されていますが、僕だったら「誇り」とでも訳したいところです。
トルストイは、秩序というものを重んじたということです。

「トリスバーは、バーでひとりウイスキーを飲んでいる場面を、一般の日本人の男たちの中に、文化として広めるために作った・・佐治敬三さんがそんな意味のことを言っていたのを憶えている」(松村友視著「男と女」より)
佐治敬三氏は、バーに秩序を求めました。

アメリカの大西部時代、町は無秩序によって支配されていました。
暴力によって支配された町は、そう長くは続きません。

僕らにとって、秩序とはなんだろう。
答えよりも、その答えを出すまでの過程が重要となる場合がある、これが僕の秩序かな。
だから今でもRambler(漫歩な人)なんだろう。

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