「新・冒険論」(角幡唯介著)を読む
脱システムとしての冒険を推奨しています。
現代では、冒険といっても装備ややりつくした感などで、冒険という定義も希薄になってしまいました。その中で人間には冒険が必要だということで、上記のようなことを提唱しています。
何年か前に、那智の大滝を上った登山家がいましたが、その方のことも書かれています。当時はかなり叩かれたそうですが、登山界はだんまりを通し、冒険の在り方を訴える機会を失ってしまったと記されています。
どんな世界でも冒険は必要と思いますが、冒険と対比する言葉としては、私は既得権だと思いました。冒険をしないから組織は停滞し、金集めのために何でもしてくる。(例・nhk)
少し迷惑をかけるかもしれないけど、冒険には少し目をつむってくれる社会の方が、後々、それが多くの人たちの心に灯をともすようになると思いますけど・・