アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

幸福論

2007年11月28日 | 読書日記 その2
『「裸のサル」の幸福論』  デズモンド・モリス著  新潮新書

幸福論を読んで幸福になれるのだったら、皆、幸福論を手にすることだろう。

序文にこんなことが書かれてあります。
「私を不幸にしようと思ったら、確実な方法が一つあります。それは、「こうすればあなたの人生はもっと幸せになりますよ」と、私にお説教をすることです。」

第2章、幸福の種類とは?
標的の幸福(達成者)、競争の幸福(勝者)、協力の幸福(助ける者)、脳の幸福(知識人)、リズムの幸福(ダンサー)、危険の幸福(リスクテイカー)、静寂の幸福(瞑想者)、献身の幸福(信仰者)、消極的幸福(苦悩者)、化学的幸福(麻薬服用者)、ファンタジーの幸福(空想者)、偶然の幸福(幸運者)などなど。

著者も書かれていますが、幸福の感情は、かなしいことに長続きしません。
ひとつの目標を掲げ、達成したら呆然と立ちすくむということもあるでしょう。

最後に著者は「幸福の通信簿の点数を上げたいのなら、最良の答えは「幸福はたったひとつしかない」との考えを拒否し、その他全ての幸福の源泉を精査してみることです」と記します。

幸福についての名言集も記されてありますが、僕もひとつ迷言を・・
『幸福とは、ジャンクフードみたいなもの、食べ過ぎには注意しましょう!』

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