アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

苦痛と苦悩

2007年11月07日 | 読書日記 その2
『「悩み」の正体』  香山リカ著  岩波新書

昨日、HPの「ひとりごと」を書いた後に読んだ本です。
http://homepage.mac.com/masagoro1/tabinohuukei/hitorigoto17.html#071106

あとがきには、悩みがあってこそ厚みのある人生がおくれる、とありますが、悩まなくてもいい悩みを現代人はかかえるとあります。
たとえば、駅で肩が触れただけで睨まれる、最新の器械の扱い方がわからない、など。

僕は、そのようなことは「苦痛」としてとらえていますが、便利になればなるほど苦痛が増えていってしまう。
本来、悩むできことに悩んでいる暇がない。

生きづらさは、こうして生まれてくると思うのですが、著者は自動券売機を扱い方を恥ずかしいと思わず、わからないことは「わからない」と聞き、それを親切に教えてくれる雰囲気が必要だと説きます。

それには「悩まなくてもいい悩み」を解消することだ書きます。
そのヒントは本書の中に書いてあるとあります。

僕の解釈は、「ゴキブリを毛嫌いする自分はゴキブリである」と説きます。^^
己の中のモンスターを自覚し、過剰に期待せず期待されず、たとえデクノボウと呼ばれても、おっとこれは宮澤賢治か・・

とりあえず、たちの悪い人間も多いので、関わらない、関わってしまってもとっとと忘れるかな。

ちょっと過激に書かせてもらうと
「テメエのいら立ちを他人に当るんじゃねえよ!みっともねえ!!」
こんな強い気持ちも時には大切かな?

コメント
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