アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

新しい発見

2007年04月09日 | 本と雑誌 その2
昨日の続きになるのですが、こんなことも書いてあります。

「本は古本にかぎる、それも沢山はいらない、なるべく少ないほうが文化国家だと、以前書いたせいか、私は一冊の古本を与えられ批評せよと言われた。
・・
本は古本にかぎると私が言ったのは、昔は文字で志しを述べたからである。古人は世論に異論がなければ黙っていた。どう考えても、異義がある時だけ発言した。」

この文章を読んだ時に、気付かせてもらいました。
本当は、「そのこと」を潜在意識の中で薄々気付いていて、ひとつの文章を読んだ時に「ハッ!」として目から鱗のような気分になる。

だから、人によってはどうでもいいような文章でも、僕自身にはライフスタイルまでも変えてくれるような偉大な文章にもなりうるのである。

現代は、新しいもの・・といって追い求めるけど(それはそれで経済にとっては、よろしいのでしょうが、というよりもそれでないと生活が成り立たない、か?)、志しのあるものを、今、批評することは難しい。
なぜなら、今は歴史にならないから・・

追記
とはいいつつも、新しいモノや本を読むことは好きだったりするのですけどね。^^


コメント
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