小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

お正月

2008-01-05 16:10:34 | Weblog
今日の小笠原は、間違いなく今年に入ってから一番の好天。

いつもの妻との早朝ジョグの時から、綺麗な下弦の月と星が夜明け前の空を飾っていた。そして湾岸通りの途中にある何軒かの宿には明かりが灯り、朝食の用意に取り掛かっているのだろう。

一般的には、年末年始に掛けての小笠原の旅も、今日着発のオガマルでその旅を終えることになる。宿の人達も最後の小笠原での朝食、腕を振るっている事だろう。

そのオガマルは、200名ほどの乗船客を乗せ、定刻よりも20分早い、10時10分に入港してきた。海況も良く、正月休み最終便の着発の運行と言う事で、とばしてきたのかもしれない。

我々荷役の作業員にとって、着発便の時は少しでも早く入港してくれるに越した事はない。基本的には、2時出航を目標に荷役作業しなければならないからだ。内地もまだお正月と言う事で、今日のオガマル積荷の量は少なく、荷物の降ろしは非常にスムーズ。

しかし今日は乗船客数が多く、降ろしの作業が終わるとすぐに岸壁には、番号札のプラカードのような物が立てられ、乗船客がそこに順番取りの荷物を次々と並べていた。

宅急便やチッキ(合札)の荷物の量も半端ではなく、受付のカウンターには長蛇の列。受付を終わった荷物の、コンテナへの積み込みのお手伝いも、我々のお仕事の一つ。重いバックやダンボールを次々とコンテナへ積み込んだ。

そして今度はそのコンテナを船の後ろへクレーンを使って積み込んでいく。こちらは我々のメインの仕事。母島からのハハマルの到着を待ち、乗り継ぎのコンテナを積み終え作業は1時半前には余裕の完了。

桟橋では乗船客の長蛇の列が続き、乗船終了にはかなり時間がかかりそうである。そしてこんな時に限ってトラブルが。一度乗船完了でタラップが外されたのだが、駆け込んできたカップルが有り、再びタラップが掛けられた。しかもそのカップル御丁寧に乗船券を紛失したらしい。すったもんだしてチケットを買いなおしたのだろうか、とにかくオガマルは10分遅れて無事?出航、頼みますよ本当に!

今日は見送りの人も沢山、ツアー関係の人、宿の人、そして多くの人が名物の見送り船に飛び乗り、出航していくオガマルを追いかけていた。

観光関係の人達にとっては、今日からが本当の意味でのお正月。皆さんお疲れ様でした、どうぞ良いお正月をお過ごしください。

我家に帰宅してみると、アパートの2階の人が母島で釣ってきた魚を皆さんにプレゼントしているところ。わがやもビッグサイズのアカバを3本頂き、まさに正月気分。

写真はそのアカバやカンパチ!