小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

大漁宮之浜

2007-01-06 16:35:57 | Weblog
今日から世の中三連休。昨日初仕事した僕も早くも三連休、のんびりやりましょう。

土曜日恒例の入念な掃除の後、銀行に用事があり町へ。二見港沖には観光船のフジマルが沖止めしている。釣り場を覗くと顔見知りの人が、もう釣れないよ、と引き上げる所、他は誰もやっていない。沖止めのフジマルとの間を行き交う通船もあり、どうやら今日は釣りはダメのようだ。

先日宮之浜で釣れたアカバは、今夜アカバ汁に挑戦しようと下準備してきたし、あわよくば食材のストックも兼ね、宮之浜で素潜り&泳ぎ釣りをする事に。

途中コミネさんがアパートから丁度出てくるところ「宮之浜?」、「ハーイ、後ほど」今日もコミネ夫妻と宮之浜でご一緒になりそう。

天気は曇りだが、海は凪いでいる。さっと用意を済ませたコミネ夫妻、今日はモリを持って出かけていった。

僕が用意をしていると、時々境浦で一緒になる小学校5年の弟、6年の姉そしてお母さんがやって来た。5年の子は釣竿を持っている。「よー、釣れた」僕の問いに「全然ダメ」今日は魚の食いが悪いのかな。とりあえず泳ぎ釣りの用意をして海へ。

一昨日より透明度は悪いが、魚は相変わらず多い。浜の左側から、海の中を覗きながら時々素潜りして先日のポイントへ。早速針を下ろすと熱帯魚系の小魚が群がっている。しばらくして岩陰からアカバ登場、様子を伺っていたがいきなり食いついた。やったね!先日の奴と同じくらいかな、まあまあのサイズ。その後2匹が食いつき小ぶりの1匹はリリース。

今日はこんな所かなとお開きにしようとした時、大物が岩陰から顔を出した。しまった道具を出しなおし再び針を下ろす。でかい奴は用心深く簡単には食いついてこない、これはいつもの事、根競べだ。小魚がさかんに突っつく餌をジーッと見ている。何回か岩場に入っては出て来る事を繰り返していたが、ついに我慢出来なくなったようで、食いついた。一呼吸置いて糸を引く、釣りで言う所の合わせだね。ものの見事に引っかかった。手元に手繰り寄せるとこれはでかい、今まででベストサイズ。

浜に戻るとさっきの5年生がやって来た。「デカー」と感心している。自分の釣りは、どうやら根掛かりしてしまいダメだったようだ。一匹あげるととても喜んでくれた。おじさん今日は余裕である。

浜でウロコを落としていると、コミネさん夫婦が帰ってきた。「アカバか、でかいな、湾内にはそんなの二匹しかいないから、残りはあと一匹だな!」宮之浜の主のお言葉光栄である。

ところでそのコミネさん、湾の外に出て、カンパチにイシガキダイを突いて来た。流石宮之浜の主である。

写真は今日のアカバ。