SONY-α380はRAW+JPEGのデータを両方記録する撮影機能(デジタル一眼は殆ど)があり、今は殆どこの方式で撮影している。
カメラからPCに落とせば簡単に使えるJPEGに対し、現像時間の必要なRAW(ロウ)データは面倒なので余り使ってなかった。
そこで、前回設定ミスのまま撮影した、使えそうも無いRAW-DATAが残っていたので、カメラに添付されていたRAW現像ソフト「Image Data Converter」を使って様々に検証したところ、撮影時の明るさやコントラスト、シャープネス、彩度などの設定ミスは、RAW現像時に設定しなかったものとして修正することが出来た。
撮影したものを液晶モニターでチェックして適正と思っていても、PCに落としてみると極端にアンダーだったりする。とくに夜景撮影の場合、液晶モニター確認では明るく写っているのに、PCに落としてみると写ってないのではと思うぐらい暗い画像になっていることが多い(380の特性なのか?)。
上記のような場合でも、RAW現像時にある程度修正することが出来る。
さらに、それら4種の設定を変えることによって、自分の求めているややアンダー気味の映像を得ることが出来、ビルと山という主題もはっきりしてきた。
上の写真がRAW現像をして得られた画像。下の写真が撮影時に同時に記録されたJPEG画像を無修正のまま縮小したものである。
この写真は、朝日が新宿のビル群に当たっていることや、後方に写っている丹沢山塊系がくっきりと見えていた面白さにシャッターを切ったのに、下のJPEG画像では私の意に反して写りがやや甘い感じがする。しかも主題がはっきりせず、オレンジ色のビル駐車場を撮ったと思われても仕方のない写真になっている
約一日にわたってRAW現像ソフトと遊んでいたが、RAW+JPEG設定で撮影することは、JPEG画像の修正だけでは表現できなかったものが、RAW現像によって表現できる可能性があることである。
ただSONYの「Image Data Converter」は、LUMIX-FX30で撮ったRAWデータとは互換性が無かったが、メーカーごとに添付されているRAW現像ソフトは他メーカーとの互換性は無いのが普通なのだろうか?