MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

南天の実

2010年02月22日 | 写真
今日は平成22年2月22日。
ということで、「難を転ずる」ということからおめでたい木といわれている南天の木の実を掲載してみました。

田舎では吉日に「赤飯」を炊いて隣近所におすそ分けする慣わしがありましたが、そのときには必ず南天の葉を重箱の上に乗せて配っていました。
今でも和菓子屋さんで赤飯を買うと、南天の図柄をした包み紙で包んでくださるところもあります。
日本古来からの有職故実は少しづつ消え行く運命にありますが、出来る限り引き継いで生きたいものです。

大きな写真
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水温む(写真俳句)

2010年02月21日 | 写真俳句
やっと厳冬期を脱したようでこれからは暖かくなるという。
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RAWとJPEG

2010年02月20日 | あらかると
SONY-α380はRAW+JPEGのデータを両方記録する撮影機能(デジタル一眼は殆ど)があり、今は殆どこの方式で撮影している。
カメラからPCに落とせば簡単に使えるJPEGに対し、現像時間の必要なRAW(ロウ)データは面倒なので余り使ってなかった。

そこで、前回設定ミスのまま撮影した、使えそうも無いRAW-DATAが残っていたので、カメラに添付されていたRAW現像ソフト「Image Data Converter」を使って様々に検証したところ、撮影時の明るさやコントラスト、シャープネス、彩度などの設定ミスは、RAW現像時に設定しなかったものとして修正することが出来た。

撮影したものを液晶モニターでチェックして適正と思っていても、PCに落としてみると極端にアンダーだったりする。とくに夜景撮影の場合、液晶モニター確認では明るく写っているのに、PCに落としてみると写ってないのではと思うぐらい暗い画像になっていることが多い(380の特性なのか?)。
上記のような場合でも、RAW現像時にある程度修正することが出来る。
さらに、それら4種の設定を変えることによって、自分の求めているややアンダー気味の映像を得ることが出来、ビルと山という主題もはっきりしてきた。

上の写真がRAW現像をして得られた画像。下の写真が撮影時に同時に記録されたJPEG画像を無修正のまま縮小したものである。

この写真は、朝日が新宿のビル群に当たっていることや、後方に写っている丹沢山塊系がくっきりと見えていた面白さにシャッターを切ったのに、下のJPEG画像では私の意に反して写りがやや甘い感じがする。しかも主題がはっきりせず、オレンジ色のビル駐車場を撮ったと思われても仕方のない写真になっている


約一日にわたってRAW現像ソフトと遊んでいたが、RAW+JPEG設定で撮影することは、JPEG画像の修正だけでは表現できなかったものが、RAW現像によって表現できる可能性があることである。
ただSONYの「Image Data Converter」は、LUMIX-FX30で撮ったRAWデータとは互換性が無かったが、メーカーごとに添付されているRAW現像ソフトは他メーカーとの互換性は無いのが普通なのだろうか?
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春を探しにポタリング

2010年02月19日 | あらかると
2月に入ってから一日の平均気温が5℃以上の日は5日しかなかった。17日までに雪や霙の日が7日 (1.3.11.12.13.16.17) もあったというのもやや異常である。
更に、10日~13日と15日~17日は日照時間がゼロ。
このやや異常な気象もまもなく終わりを告げるようで、来週からは暖かくなるとの予報が出ている。やっと暖かい日が続きそうです。

今日は朝から明るく、午後は雲が取れたので久しぶりに「小さな春を探して」フィールドに出ました。最初に発見したのは空色の小さい花が美しい「オオイヌノフグリ」。真冬でも陽だまりに咲いているのを見つけることはあるが、花の多さが春を告げている。


次に見つけたのが、川岸の北側の2mほどの崖の途中に咲いていた、野生化した小松菜の花。このような場所は日当たりがよく北風も受けないので、真冬でも青草が茂っていて「冬萌え」の状態になっていることが多い。


雑木林の端に植えられていた白梅の花。自転車で通り過ぎようとしていたら「梅の香」が漂っていたので発見。梅が香や・・・・と句になりそうな気配でした。


夏みかんや八朔や柚などの実もこの時期には自然界の「色どり」の一つになっている。
下の写真は柚。このように高いところに一個だけなっている様を、「柚」の場合は「木守柚(きまもりゆず)」、「柿」の場合は「木守柿」といい俳句の冬の季語になっている。
一個だけ残す理由は「来年もよく実が付くようにとの祈り」とか「小鳥の食べる分」とか言われているが、「木守り」は「幸魂(さちだま)」の信仰によるもので「次の新生を祈り促す」意味合いがあるといわれている。


巻頭の写真は「寒紅梅」で約二週間前に撮ったもの。今回のポタリングで撮ったものではありませんが、白梅と紅梅があってこそ絵になると思い掲載。
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SONY-α380の問題点(私的見解)

2010年02月18日 | あらかると

約一ヶ月間様々なテストと撮影をして、α380の面倒な部分が見えてきたので紹介します。

露出補正がファインダーでは確認できない。
私の場合はOVF(オプチカルビューファインダー)で撮ることが多く、その場合は露出補正をしても、ファインダーには反映されず、アンダーやプラスに補正してもファインダーの明るさが全く変わらない。
ライブビューの液晶モニターには補正どおりに反映されるのだが、その液晶モニターが明るい日中下ではやや見難く、露出補正をアンダーに補正するとその確認も難しくなってくる。

前日にアンダーに設定したことを忘れたまま撮影に入ると、ファインダーを覗いてもアンダーに設定していることはわからないから(表示はあるのだが小さすぎて、撮影を急いでいると見落としてしまう・ファインダーが他の一眼レフに比較して小さいこともその要因の一つかもしれない)、そのまま撮ってしまう事になる。

その点今まで使っていたLUMIX.DMC-FZ30はEVF ( Electronic View Finder)のため、ファインダーを覗きながら露出補正が出来、アンダーに設定するとファインダーも暗くなるので、露出補正をリセットしなくてもアンダーに設定されていることがファインダーを覗いただけで確認できるので上記のような失敗は皆無である。

SDカードが入ってなくてもシャッターが切れる。
警告音も出ずファインダーにもシグナルが出ないので、注意が必要。
FZ30(ファインダー内に赤色の警告マークフラッシング))やCANON-A650is(警告マークのフラッシングと警告音)でわかり易いが、α380は液晶モニターに小さく「NO CARD」とフラッシング表示されるだけなので、それを見落としてファインダーを覗いてしまうと、カードが無いままシャッターを切ってしまうこととなる。

ショルダーストラップ廻し掛け、カメラを胸前に下げたまま歩くと、カメラボディが丸みを帯びてしかも小さくて軽いため、ポンポンとカメラが跳ねて安定しない。とくに標準のズームレンズを付けて歩くと余計に跳ねるので混雑したところを歩くときには注意が必要。

撮影中、コントロールボタンに触れてしまうことが多い。
とくにフラッシュ設定がいつの間にかONになってしまうことがあった。撮影に集中しているときは解除設定なんて面倒なので、ポップアップしないようにストロボを押さえて撮ることもあった。カメラグリップが小さいために起きる障害なのかもしれない。

α380を購入してから約一ヶ月、様々なテストを繰り返しつつすでに320枚ほどを撮ったが、撮影対象物に集中して撮れたことはあまり無い。

ほかに望遠系(旧ミノルタAFAi100~300)のレンズはピントがやや甘くなる傾向にあるので、マニュアルフォーカスで撮ったほうが成功率が高いことも判明した。
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