MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

SONY-α380の問題点(私的見解)

2010年02月18日 | あらかると

約一ヶ月間様々なテストと撮影をして、α380の面倒な部分が見えてきたので紹介します。

露出補正がファインダーでは確認できない。
私の場合はOVF(オプチカルビューファインダー)で撮ることが多く、その場合は露出補正をしても、ファインダーには反映されず、アンダーやプラスに補正してもファインダーの明るさが全く変わらない。
ライブビューの液晶モニターには補正どおりに反映されるのだが、その液晶モニターが明るい日中下ではやや見難く、露出補正をアンダーに補正するとその確認も難しくなってくる。

前日にアンダーに設定したことを忘れたまま撮影に入ると、ファインダーを覗いてもアンダーに設定していることはわからないから(表示はあるのだが小さすぎて、撮影を急いでいると見落としてしまう・ファインダーが他の一眼レフに比較して小さいこともその要因の一つかもしれない)、そのまま撮ってしまう事になる。

その点今まで使っていたLUMIX.DMC-FZ30はEVF ( Electronic View Finder)のため、ファインダーを覗きながら露出補正が出来、アンダーに設定するとファインダーも暗くなるので、露出補正をリセットしなくてもアンダーに設定されていることがファインダーを覗いただけで確認できるので上記のような失敗は皆無である。

SDカードが入ってなくてもシャッターが切れる。
警告音も出ずファインダーにもシグナルが出ないので、注意が必要。
FZ30(ファインダー内に赤色の警告マークフラッシング))やCANON-A650is(警告マークのフラッシングと警告音)でわかり易いが、α380は液晶モニターに小さく「NO CARD」とフラッシング表示されるだけなので、それを見落としてファインダーを覗いてしまうと、カードが無いままシャッターを切ってしまうこととなる。

ショルダーストラップ廻し掛け、カメラを胸前に下げたまま歩くと、カメラボディが丸みを帯びてしかも小さくて軽いため、ポンポンとカメラが跳ねて安定しない。とくに標準のズームレンズを付けて歩くと余計に跳ねるので混雑したところを歩くときには注意が必要。

撮影中、コントロールボタンに触れてしまうことが多い。
とくにフラッシュ設定がいつの間にかONになってしまうことがあった。撮影に集中しているときは解除設定なんて面倒なので、ポップアップしないようにストロボを押さえて撮ることもあった。カメラグリップが小さいために起きる障害なのかもしれない。

α380を購入してから約一ヶ月、様々なテストを繰り返しつつすでに320枚ほどを撮ったが、撮影対象物に集中して撮れたことはあまり無い。

ほかに望遠系(旧ミノルタAFAi100~300)のレンズはピントがやや甘くなる傾向にあるので、マニュアルフォーカスで撮ったほうが成功率が高いことも判明した。
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