ベランダから見える都心の夜景をα-380の「夜景モード」で撮ってみた(上の写真)。
その原画の部分(六本木ヒルズ・下の写真)を調べてみると、ノイズが多く鮮明さも無かったので、撮影データを調べてみるとASA800、F5.6(開放絞値)、露出1/1.7だった。ASA800では荒れるのも仕方なく、次の日はマニュアル撮影で挑戦してみた。またシャッタースピードも1秒以下のため、ノイズ低減システムも働かなかった。
α-380の「夜景モード」ではこのような遠景の暗い夜景撮影に対しては適していないのであろう。カメラの取扱説明書にもなんとなく書いてあるが、撮ってみないとわからない部分が多いような気もする。
これまで使っていたLUMIX-FZ30の夜景モードは、Pモード設定値のASA80で撮っているようで、露出時間は7秒程度だった。
下の2枚の写真がそれであるが、ノイズも少なく、こちらのほうの夜景モードのほうが綺麗に撮れている。
データが取れないので詳細は不明だが、このレンズの望遠端の開放F値は3.7なので、これを基準にマニュアル撮影時のISO100の場合の露出時間を計算してみた(結果は凡そF5.6の場合は13秒の露出)。
上の計算で得たデータで撮ったのが下の写真。右側の塔の左右に陰の部分があるが、これは暗くて肉眼では見えなかった3mほど先にあった工事用足場の直径2㎝ほどの鉄棒が画面に入った為。
下の写真はRAW現像時に明るさを+1.0EVしたもの。手前にあるゴルフ練習場の鉄柱が鮮明に浮き出てきた。
さらに、露光時間を8秒のものと6秒のものとを撮ってみたが、RAW現像時にコントロールすると何とか使えそうな画像になる。