MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

上野恩賜公園の桜開花日を判断する

2008年03月13日 | あらかると
3月12日、気象庁から第二回目の桜の開花予想が発表されました。2月は平年よりも寒かったものの3月は暖かい日が続くと予想され、東京の開花日が1日早まり26日が開花予定日となっています。





3月12日の上野公園の染井吉野は、蕾の状態から判断すると、基準木で3月25日ごろ、不忍池周辺で28日ごろではないかと思われます。
写真は昨日の蕾の状態で、上が基準木、下が不忍池ですが、前回取材した基準木の状態と比較すると、最近の暖かさのためか蕾が急速に大きくなっていることが判ることと思います。
更にこの暖かさが続くと予想されるので、開花は更に早まるかもしれません。
また、早咲きとされる陽光の蕾がまださほど大きくなっていないなどを考えると、今年は2006年の開花状況のように江戸彼岸、小松乙女、染井吉野、天城吉野、正福寺、吉野枝垂桜、小彼岸、大島桜、山桜、枝垂桜などが一斉に花を咲かせる可能性がでてきました。

3月15日から4月20日までの期間東京国立博物館の庭園が開放され、この庭園でしか見ることの出来ない種類の桜を鑑賞することができます。(雨天などで閉鎖される場合もあります)

下の写真は、蕾の状態と開花の日付から、開花までの期間を判りやすく写真にしたもので、この写真の蕾の状態なら開花まで15日を要したことがわかります。
私のホームページの「2005年上野公園桜開花記録」には、染井吉野を蕾から開花まで定点観測をした結果を掲載していますので、蕾の大きさから開花をある程度(やはり一番は気温が決め手)予想することが出来るようになっています。

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