MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

茨城県南部の地震の巣と地鳴り

2014年09月16日 | あらかると

今日、16日の12時28分頃地震があり、
最大震度5弱を栃木県佐野市など計15市区町村で観測し、
都心の大手町でも震度4を記録した。
震源地は茨城県南部(北緯36.1度、東経139.9度)で、
震源の深さは約50km、地震の規模はマグニチュード5.6と推定されている。

この地点では過去に何度も地震が起きており、
茨城県南部は古くから「地震の巣」といわれている。

で・・・
茨城県南部といえば私の実家のあるところで、
北緯36.1度、東経139.9度とはどの辺か調べてみると、
実家から2kmほどにある坂東市沓掛小学校付近であるらしいことが判明した。

震源の深さは50kmであるから、
震央から僅か2kmしか離れていない実家は、ほぼ震源地の真上ということになる。


私が子供の頃はまだ車社会ではなく、
市道といっても農道のような砂利道で、
雨か降れば水溜りが出来たりで、通学時には子供の遊び場にさえなっていた。

村人は借り出されて「道普請(みちぶしん・道路の補修作業)」なども行われていた。
テレビも車も冷蔵庫も無い。
それゆえに夜はラジオの音声程度しかなかったが、
そのラジオでさえ子供向け娯楽番組(赤胴鈴之助)が終わると消されてしまった。
つまり、夜は静かだったのである。
*赤胴鈴之助・・・吉永小百合が12歳の時で声優として出演している。

その静かな夜に地震があると、まず地鳴りが聞こえてくる。
今で言う初期微動のようなものかもしれないが、
揺れる数秒前に「ゴーー」と音が聞こえて来たのである。


子供の頃に聞いた地鳴りは雷同様に怖いものだったが、
高校を卒業し田舎を離れた後はそのような経験をすることは全くなく、
もしかすると、
あの地鳴りは震央付近でのみ聞くことが出来た音だったのかもしれない。

地震にはまったく関係の無いコスモスの撮影地は「21世紀の森と広場」。
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