MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

水元公園撮影行05(完) 「花苦菜」「小鷺」「菫の種」など

2014年06月17日 | あらかると

水元公園の花菖蒲などを撮りに行ったのは6月10日であるから、
花菖蒲の情報はもうニュースにはならない。

と言うことで、
この回を持って「水元公園撮影行・水無月」は完了となる。

ということで、
もしかすると今でも見ることのできる光景や野草や小動物を・・・。

まずは巻頭の写真で「ハナニガナ」
ニガナは普通花弁が5枚であるが、ハナニガナは倍以上有り、
雑草の中にあっても目立つような存在である。
花を撮っているときに進入してきたのが、左端の「キタヒメヒラタアブ」。
キタヒメヒラタアブは最近「ミナミヒメヒラタアブ」に名前が変更されている。
ロシア以南には居ない同種がロシアで発見されたらしいのである。

最近まで「ビョウヤナギ」であると思っていた「金糸梅」で、
ハナショウブ園内の数箇所に咲いていた。
ビョウヤナギのおしべは花弁の淵からはみ出るほど長いと、最近知った。


ガマ田で、ヒメジョオンの花に止まっている奇妙な蝶を発見した。
撮って直ぐに液晶で拡大してみると「ベニシジミ」っぽかったが・・・
帰宅してから調べてみるとやはり「ベニシジミ」で、翅の端が欠損していたのである。


下は水元公園の最寄り駅であるJRのホームの端で発見した「菫の種」
花が咲き終わると中心にある蕾のようなものになり、
種が成熟してくると、細い花弁の花が咲いたように開き、
さらに、種の入った袋が開き、やがて風などによって零れ落ちるようであ。


「ウチワヤンマ」前回紹介した時は「ウチワトンボ」としていましたが、
更に調べてみると「ウチワヤンマ」が正式な名前と判明しました。

トンボ目 トンボ亜目 ヤンマ上科 サナエトンボ科 ウチワヤンマ亜科 ウチワヤンマ属 ウチワヤンマ。


「コサギ」
小合溜に面した木陰のベンチで、友と四方山話をしていると、
5mほど先に小鷺が舞い降り、護岸沿いに歩いてきて、
2m程前を通過して行った。
その間友との会話は途切れ小鷺に釘付けになったが、
それが小鷺の持つ「たま(魂極る、の「たま」)」だったのかもしれない。


で・・・・閑話休題

「ありがとう」の語源は「有り難し」で、在ることが難しい。
転じて、「なかなか無いことがあった」となり、
10日のような「満々と水を溜め込んだ小合溜の光景」はなかなか無いことなので、
「有り難い」ものとして
この写真で今回の「水元公園撮影行」を「了」としたい。
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