水元公園の花菖蒲などを撮りに行ったのは6月10日であるから、
花菖蒲の情報はもうニュースにはならない。
と言うことで、
この回を持って「水元公園撮影行・水無月」は完了となる。
ということで、
もしかすると今でも見ることのできる光景や野草や小動物を・・・。
まずは巻頭の写真で「ハナニガナ」
ニガナは普通花弁が5枚であるが、ハナニガナは倍以上有り、
雑草の中にあっても目立つような存在である。
花を撮っているときに進入してきたのが、左端の「キタヒメヒラタアブ」。
キタヒメヒラタアブは最近「ミナミヒメヒラタアブ」に名前が変更されている。
ロシア以南には居ない同種がロシアで発見されたらしいのである。
最近まで「ビョウヤナギ」であると思っていた「金糸梅」で、
ハナショウブ園内の数箇所に咲いていた。
ビョウヤナギのおしべは花弁の淵からはみ出るほど長いと、最近知った。
ガマ田で、ヒメジョオンの花に止まっている奇妙な蝶を発見した。
撮って直ぐに液晶で拡大してみると「ベニシジミ」っぽかったが・・・
帰宅してから調べてみるとやはり「ベニシジミ」で、翅の端が欠損していたのである。
下は水元公園の最寄り駅であるJRのホームの端で発見した「菫の種」
花が咲き終わると中心にある蕾のようなものになり、
種が成熟してくると、細い花弁の花が咲いたように開き、
さらに、種の入った袋が開き、やがて風などによって零れ落ちるようであ。
「ウチワヤンマ」前回紹介した時は「ウチワトンボ」としていましたが、
更に調べてみると「ウチワヤンマ」が正式な名前と判明しました。
トンボ目 トンボ亜目 ヤンマ上科 サナエトンボ科 ウチワヤンマ亜科 ウチワヤンマ属 ウチワヤンマ。
「コサギ」
小合溜に面した木陰のベンチで、友と四方山話をしていると、
5mほど先に小鷺が舞い降り、護岸沿いに歩いてきて、
2m程前を通過して行った。
その間友との会話は途切れ小鷺に釘付けになったが、
それが小鷺の持つ「たま(魂極る、の「たま」)」だったのかもしれない。
で・・・・閑話休題
「ありがとう」の語源は「有り難し」で、在ることが難しい。
転じて、「なかなか無いことがあった」となり、
10日のような「満々と水を溜め込んだ小合溜の光景」はなかなか無いことなので、
「有り難い」ものとして
この写真で今回の「水元公園撮影行」を「了」としたい。