MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

緑のそよ風と谷津の蝶

2014年06月02日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

真夏日が今日で3日間も続き、
当地では、5月30日が32℃、6月1日が33℃、
そして今日も30℃を越えた。

ということで、
比較的日陰が多く、しかも最近、蝶の種類が多くなった大町公園へ出かけた。

最初に出会った蝶はコミスジで、私に纏わりついた後近くに止まった。


次に出会ったのが私にとっては初見の「ミズイロオナガシジミ」(巻頭の写真)。
更にやや模様の異なるシジミチョウを見つけたが、
調べてみると変異型の「ミズイロオナガシジミ」と判明した。


近寄っても逃げなかったので観察してみると、
縞模様の靴下を履いたような脚先が面白かった。
このような模様を見るたびに思うことは、
「何故そのように進化する必要があったのか」という解決し得ない疑問である。


そういえば、
現役時代、オフコンのプログラム作成やシステム設計で明け暮れていた頃、
トマトを題材にしたTVCMを見て、
「何故トマトはトマトの木にしか生らないのか」と不毛な疑問を持ったことがある。
プログラムは完成形が正確無比でなければならず、
そのプログラムがシステム化されてオフコンは稼動できるのだが、
トマトは日の当たる畑に種を撒けば放って置いても実は結ぶ・・・・
病んでいたのかもしれない。

大町公園の紅葉山で涼風とフィトンチッドを浴びながら、
栄光(?)の過去を思い出していた。

ウラギンシジミも3箇所で出会った。


帰りがけには、目の前に「ミドリシジミ」が現れ直ぐ近くに止まった。
数枚撮って、翅の表の美しさを狙うために翅が開くのを待ったが、
ルリシジミ同様飛ぶときにしか見るチャンスはなさそうなので、諦めた。


途中で見つけたのが、調べても調べても不明だった、
シジミ蝶のような蛾のような一頭。体長はヤマトシジミほどだった。


暑さが続いたためか、やぶ蚊などが活動を始めていて、
半袖で3時間ほど逍遥した私は、6箇所ほどを刺された(蚊に食われたと言う表現もある)。
刺されていることに気付かないほど撮影に注力していたのかもしれない。

蚊に刺されやすい人が大町公園に出かける時は、かゆみ止めなどの持参が必要かもしれない。
コメント