MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「濃霧の朝」と「紅小灰蝶」と「牛蛙の瞳」

2014年06月09日 | あらかると

今朝は濃霧が発生し水墨画のような光景が現れた。


上空には北からの低温の空気が、
地表近くには南からの暖かい空気が流れ込んで、
濃霧の発生となったようだ。


しかも数個の低気圧が停滞状況で天候は安定しない。
こんなときは外出に注意が必要である。
が・・・・
久し振りの晴れたので、5日ぶりにカメラを担いで大町公園へ。

遊歩道脇の「ムラサキシキブ」が開花を始めていた。


夏型のベニシジミ(春に発生したベニシジミの子)があちこちで見られた。


春にはあちこちで見られたベニシジミが、
いつの間にか周りから消えてしまって、
その子孫たちがいま復活してきているのである。
若いから食欲も旺盛で、
ゆっくりカメラを近づける程度なら逃げることは無い。


近くの湿地では牛蛙がこちらの様子を監視していた。
しかもその距離2.5m程であったから、人に慣れた老獪な蛙のようである。
普通なら撮らないが、その巨体は撮る価値があったのである。
で・・・・
よくよく見ると、口が大きく結構ユーモラスな顔をしている。


さらに、PCでピクセル等倍で見ると、
金色のラインで縁取られた黒い瞳には青空が映りこんでいた。


(以下、ウィキペデアより)

牛蛙は、1918年に東京帝国大学の渡瀬庄三郎教授の手によってアメリカ合衆国から食用として輸入され、
その後、国の指導により各地で養殖されるようになった。
その養殖されていたものが逃げ出し、餌として同じ米国から輸入した「アメリカザリガニ」も同様に逃げ出し、
日本全国に広がったと言われる。
ウシガエルはほかの種の蛙等も食べるため(餌不足になると共食いもあるのだとか)、
日本の在来種の蛙が絶滅の危機にあっている。
このため、
2006年には、外来生物法により特定外来生物に指定され、
野生化している本種を駆除以外の目的で捕まえることは違反となり、
飼育している個体を野外へ放すこともできない。
しかも、個人であれば3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられるという。
(以上ウィキペィデアより抜粋)

食べたことは無いが「食用蛙」としての認識しか無かっただけに、
いつの間にか捕まえることも飼うことも出来なくなっていたとは驚きである。
でも、
この法律によってかえって守られてしまったようにも思えるのだが・・・・・

巻頭の写真は、まだ咲き続けている大町公園バラ園の薔薇。
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