MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

ヤマアカガエルの子

2014年06月07日 | あらかると

とある公園を散歩していると、
足元で小さな飛蝗のような子が跳ねた。

しかも、逃げるかのように何度も跳ねて1mほど移動した。
小さな小さな飛び主は、近付いてよく見るとアカガエルの子だった。


更に近付いて撮った。
危険を察知すると、気の済むまで飛び跳ねていってしまうので、
撮影には手間取ったが、何とか撮ることができ、
背中の曲がった線の特徴から「ヤマアカガエル」のようである。


ヤマアカガエルは冬眠中の真冬の暖かい日に、
一度冬眠から覚めて卵を田圃や池の水溜りに卵を産み、
生んだ後は再び春まで冬眠すると言う。
天敵の蛇などが冬眠しているうちに、子孫を残しているという。
下の写真は、今年の1月31日に撮ったヤマアカガエルの卵と思われるもの。


産卵が早いから孵化も早く、3月31日には立派なオタマジャクシになっている(巻頭の写真)。

ちなみに、日本ヒキガエルの産卵は遅く、
下の写真は5月2日撮影の日本ヒキガエルのオタマジャクシ。
数が多いのは、生存率が低い為なのかもしれない。


梅雨いりと同時に日本中が集中豪雨となっており、
このような荒天時は外出を避けるのが肝要であり、人はそれを選択できるが、
生まれたての昆虫や両生類は自然に身を任すしかない。
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