昨年、親戚の車に同乗していて発見した、
急勾配の下り坂の先に見えた富士の姿を、
写真に収めようと快晴の今日、その「富士見坂」に行ってみた。
私は車を運転しない人なので、ママチャリで行ったのだが、
前回車の中から見た光景には出会うことが出来無かった。
巻頭の写真がそれなのだが、
車の来ない隙を狙い、センターライン付近に立って撮ったのだが、
場所やアングルが特定できず、失敗作に近いものになってしまった。
ポジションをじっくりと探すというには交通量が多くしかも道路が狭い。
感動を呼ぶような景色だったのだが、
車中からではないと見られないと結論付けた。
そのまま帰るにはなんとも物足りなく、
「21世紀の森と広場」に立寄り千駄堀周辺を数枚撮ってきた。
元日以来芳しくない空模様が続いたが、
久しぶりの青空と白い雲の競演となった。
ススキもまた冬晴れを演出している。
そのススキの綿や蒲の綿が、
強い季節風に乗って園内のあちこちを飛び回っていた。
ダイサギが50m程先に舞い降りたが、
鷺の仲間は警戒心が強く、カメラを見るとすぐに飛び去った。
体は右を向いているが頭は左を向いていて、左上の枯葦の中に身を隠してしまった。
今日は白鳥が飛来していたようで、
反対側の岸辺には「鳥専」たちが十数名詰め掛けていた。
で、
私は「鳥専」ではないので「冬の寂び」を撮る。