ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

クルージュ・プチ観光

2007-06-13 | お出かけ先のナイススポット


警察官対抗選手権のためにやってきたクルージュ・ナポカ。午前中はスタジアムで調整練習、私とマラソンランナーのもう一名男性ランナーはそんなに広くない市内中心部をぐるっとひとまわりラン。市街地を端から端まで廻っても周回12キロ位。
(ちなみに大阪南部の泉北ニュータウンの外周道路をひとまわりすると、ニュータウンだけで周回約16キロ。)

地図を頭に入れておいたので難なくスタジアムに戻るとちょうど、スタジアム組も練習を終えたところでした。



午後はフリータイム。オーストリア・ハンガリー帝国時代の面影を残すトランシルバニア地方のほぼ中央に位置するのがこのクルージュ。翌日からのレースに疲れが残らない程度に観光スポットを廻ります。


 
市内中心部からやや西側にあるシモン・ブルヌティユ公園。まっすぐに約600mの遊歩道が続き、横には噴水、ボート遊びのできる湖や野鳥の餌場もあります。





この公園のさらに西側が児童遊園、その西側にクルージュのスタジアムがそびえています。



ぶらぶら中心部まで歩きながらクルージュの街並み拝見。ハンガリー系の建物が多く見られます。街中のトラムもきれいに塗り分けられてはいるものの古めいていて時代を感じさせてくれます。ブカレストではタクシーは黄色ですが、クルージュでは赤のタクシーが走っています。赤のバスも見かけます。



しばらく行くと統一広場に出ました。広場はきれいに花で飾られていて、国旗掲揚ポールも三色、ルーマニア人が国旗の色を大切に思っていることがわかります。ここは第一次世界大戦まではハンガリー領土だったところ、戦勝国となったルーマニアは念願のこの地を手に入れたのです。



ゴシック形式のカトリック教会は15世紀の建物、「聖ミハイ教会」、内部はカトリックらしくステンドグラスとマリア像が配置されていますが、一時ドイツ系プロテスタントの配下となり、18世紀に再びハンガリー系カトリックに戻ったそうです。



その南側にはマーチャーシュ1世像、ハンガリー王の騎馬像です。



さらに東へ行くと、次にオルトドックス正教会に出会いました。ルーマニア人の多くが信仰しているオルトドックスの教会です。カトリックと異なり、イコン(キリストなどの絵画)を崇拝するので教会内はたくさんのイコン。



写真では判りにくいですが、区切られたパネルごとにイコンが飾られています。マリア像とステンドグラスから漏れる光がきれいなゴシック形式のカトリックとはまったく異なる教会です。



裏手は花壇で三色旗、向かいにアブラム・ランチュウ像を挟んで国立劇場があります。オルトドックス教会とカトリックの教会がほとんど同じ規模で同じ中心部にあるのはやはりこの土地の歴史を物語っていると思います。



クルージュはルーマニアの北部に位置しますが、今年の気候でかなり暑いです。太陽がとても強く感じ、2時間余り街歩きをしただけでぐったり。川を渡って見晴らしの良いといわれている城壁にも上がりたかったのですが、残念ながら観光はおしまい。なんといってもレースが第一。明日からのマイダーリンの健闘を祈ります。

 
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