市民ランナーの組織「Ro Club Maraton」が主催した「子供と家族のためのクロス」(本題は「健康のチャンピオン~子供と家族のためのクロス」)。思っていたよりも多くの人たちに集まってもらい、賑やかに開催できました。本記事はこちらから。
でも残念なことは、先の記事にも書いたように、一部の親が着順に熱中するあまり小さな我が子を引きずるようにして走るシーンが見られたこと。同じように親が応援に熱狂するあまり、スタート前から子供が何事が起こるのかとちぢこまってしまうシーンもあり。
そんななかでビクターが小学校4年生のエリカちゃんと走ったとき、つねにエリカちゃんに声をかけていたそうです、「息は大丈夫か。」「暑くないか。」「脚は痛くないか。」etc、そしてうまくエリカのペースをリードし、トップゴール。
クラブの会長さんの目指したものは「子供と親がコミュニケーションできるマラソン大会」、親が子供をうまくリードし、子供が走ることを好きになってくれたら良いな、と。着順表彰を設けているものの着順は度外視、大会の雰囲気や走ることを、小さなうちから味わって欲しいな、と。
引きづられるようにして走っても、子供にとっては苦痛なだけ。幼いときにこんな走り方をしてしまったら、走ることが怖くなってしまうよ、と。転びでもして痛い目にあったら、子供はけっして再び走ろうとは思わないでしょう。子供のためのクロス主催の意図をすべての参加者に伝えるのは難しかったのです。
(写真はすべて楽しそうに走っている親子ペアを集めています)
ルーマニアで子供を育てるのは、やはり競争社会。少しでも良い成績を、人より優れたところを保持して、優等生であって欲しい。親御さんの思うところは一緒。お金をかけて習い事、子供にあったものを見つけ出そうと各種教室を転々とすることも。
共産主義時代の「多産政策」(=国の働き手とするためたくさん子供を産ませる)から脱却して、「少なく産んで賢く育てる」風潮となり、いずこも同じ、子は宝、少数精鋭主義で教育に大変なお金をつぎ込むようになっています。
「少なく産んで賢く育てる」:
私のラン仲間&知り合いのところも、一人っ子または二人きょうだいが多し。3人以上のきょうだいがいるところは皆無。30歳代~40歳代のごく一般的なルーマニア人家庭です。
それぞれ習い事(語学・体操・スイミング・ダンス・空手・柔道など)を掛け持ち、幼稚園から私立に通い英語教育を受けているお嬢ちゃまも。みんなとても大事に子供を育てています。
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