港区まち創り研究会(まち研)ブログ

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海外の街あるきの報告もあります。

世界の街から34------ベルギーブルッセルのグランプラス広場

2012-01-22 22:46:34 | ベルギーの街から
ベルギーのブルッセルはEUの首都である。その中心にあるのが、グランプラス広場である。
ヴィクトル・ユーゴーが世界一美しい広場と称えたのがこのグランプラス広場である。
ユーゴーが世界で最も美しい広場と称えた理由はなんだろうかと考える。
まず、広場の周りの建物の高さと広場の大きさとの関係で、建物が高すぎもせず、視覚的にもまとまりがあるがあるからであろう。広場の大きさは110m×70mと長方形であるが、広すぎもせず、全体を把握できる大きさである。
次に、周りの建物の美しさであろう。一番目立つ市庁舎は15世紀のゴシック建築で、きめ細かな装飾が施されていて、壮麗な建築である。また、王の家は、16世紀に建てられたもので、プロポーションが美しい。その他、ギルドの家がいくつかあり、広場と調和している。周りの建物と広場が醸し出す全体の雰囲気が美しさを表現しているのであろう。
広場に接してガラスの屋根のショッピングアーケードがある。ミラノのショッピングアーケードより、やや小さい。
また、広場に通じる小路が何本かあり、観光客をターゲットにしたレストラン街やお店がある。小路の一つを行くと、有名な小便小僧の像がある。広場を中心として、観光客をひきつける様々な仕掛けがある。夜の建物のライトアップも美しい。
 2年1度開かれるフラワーカーペットは有名で、グランプラス全体色とりどりのベゴニア百万鉢で敷き詰めるのである。写真でしか見たことがないが、圧巻である。
 私が訪れた時も植木市やピエロのパフォーマンスなどがあり、結構楽しめる。
広場というのは、ただあればよいというのではなく、周りの建物との関係、広場に通じる道との関係、中で行われるイベントなど、総合的な観点からその広場の価値が決められるのであろう。グランプラスを見てそんな印象を受けた。


市庁舎



王の家

ガラス屋根のアーケード

ピエロのパフォーマンス

植木市

レストラン街

広場の石畳

ベルギー名物のワッフル


幸運の女神像
コメント
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