横浜市では、市民に身近なまちのプランやルールづくりなど、市民が地域まちづくりに
参加できる手続き、支援策を定めた「横浜市地域まちづくり推進条例」を平成17年に策定
し、この条例に基づき「ヨコハマ市民まち普請事業」という支援策を始めています。
市民から身近なまちのハード整備に関する提案を募集し、2段階にわたる公開コンテスト
で選考された提案に対し、最高500万円の整備助成金を交付します。
応募要件は次のようです。
○横浜市内の住民等を3人以上含んでいること。
○事前に地権者等(土地・建物を所有している、借りている、又は実質的に使用権利を
持つ者(会社や行政機関を含む))に整備提案の内容及び1次コンテストに応募する
ことについて説明されていること。
○自らが主体となって整備を行う意欲があること。(整備に要する費用、整備における
労力、又は整備した施設の維持管理の負担など)
平成20年度の整備助成対象提案一覧は以下のようです。
●都筑民家園に市民に親しまれる本格的な「茶室」を整備
都筑民家園に茶室を贈る有志の会
●中央公園におけるファミリーガーデン計画
高島中央公園ガーデニングクラブ
●森に隣接した旭高校外周道路のコミュニティ空間化
よこはま里山研究所NPО川井緑地森づくりプロジェクト
●農業体験を通して高齢者と地域住民が交流する場づくり
NPО法人ふるさとホーム瀬谷多目的事業部
●鶴見川大曲、花と緑と水の広場づくり
駒岡連合町会大曲広場整備実行委員会
横浜市の試みはすばらしいですね。
港区でも区民の発案を支援する制度ができるとよいですね。