まち研の会員宮口高枝さんから以下のメールをいただきました。
子ども脱被ばく裁判 司法は再び子どもを護らず。
宮口です。
私が支援している子ども脱被ばく裁判の控訴審の
仙台高裁で18日に判決がありました。
子どもたちが被ばくの危険のない環境で、安心して生活し教育を
受ける権利を求めて起こしていました。
福島地裁では却下する!の一言で退けられ、
仙台高裁の石栗正子裁判長も、再び却下!
司法は子どもたちを守りませんでした。
すぐさま最高裁に上告したのですが、法廷は怒りと悲しみでいっぱいになりました。
事故後、国は放射能の公衆衛生基準を年1ミリシーベルトから、
年20ミリシーベルトに引き上げました。
病院のレントゲン室で生活するような値です。
原発労働者でも年5ミリシーベルトの基準があるというのに、
司法は子どもたちをも含む基準を適用し、違反ではないとしたのです。
怒りで煮えくり返り、すっかり体調が崩れてしまいました。
東京ではほとんど報道されませんが、下記お読みいただければ光栄です。
■2023/12/19 民の声新聞 【子ども脱被ばく裁判】〝親子裁判〟二審も敗訴 SPEEDI情報の信頼性を否定し、年20ミリシーベルト基準も山下発言も容認 原告「最高裁まで闘う」と上告方針~仙台高裁
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-761.html
■2023/12/18 NHK福島 原発事故“子ども被ばく”賠償訴訟 2審も原告側の訴え退ける
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20231218/6050024815.html?fbclid=IwAR0sR-np2K1fFCx95em6UtjOJOInXvwcs_bCD5Fw_TSdchS-gzcrbVbuCVQ
■2023/12/18 NHK宮城 子ども被ばく裁判 2審も棄却 仙台高裁
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20231218/6000026106.html?fbclid=IwAR3BxLrpDaTvx9GQKnZLnNK4hxwlWDGwWO6gecPSPpCdL9wiQ3RntFJQ52s
■2023/12/18 Our Planet-TV 「子ども脱被ばく裁判」2審も棄却〜仙台高裁
https://www.ourplanet-tv.org/48045/
■水戸喜世子共同代表 Facebookより転載
今日12/18『子ども脱被ばく裁判』の『親子裁判』国賠訴訟部分についての判決が出た。
原発事故が発生した時、避難するか しないか、それを選択する権利は主権者一人一人が持つ。その場合の前提になるのが、国、県から正しい情報が与えられていなければならない。果たして正しい情報が与えられたかどうか?
・山下俊一の数々のウソ。10を超える科学的事実に反するウソ(ウソであることを本人も全て法廷で認めた。緊急時だから、やむを得なかったとして)
・スピーディを正しく公表しなかった
・安定ヨウ素剤を飲ませなかった
・20ミリシーベルトの環境下で、授業を再開したこと
原告側は国際的基準を上げ、詳細に項目を立てて立証してきた。(最終準備書面で私たちは見ることができる)
更に闇の部分を明らかにするために、内堀福島県知事はじめ問題項目ごとの、行政の担当官を法廷に呼ぶように証人申請をしたが裁判長は全員却下した。
石栗正子裁判長は、前回判決(人権裁判譜分)では、判決理由も読み上げずに退場するという不誠実な職務態度であった為、弁護団から『必ず自ら読み上げよ』とあらかじめ要求をした為にA45ページの『判決要旨』を今回は読み上げた。
判決『棄却』と読み上げた瞬間に『ナンセンス!』と声が上がった。次第に法廷は怒りの声が上がり始めた。こじつけとしか言いようのない理由づけの結論は全て国・県の言い分の上書きそのままであった。なんという司法の堕落ぶり!
命を守る立場に立つのか、政権の走狗となるか。彼女は誰の目にも明らかに後者の側を選んだ。怒号が飛んで当然である。旗だしの裁判所前でも『子どもの命を守らなくて、何を守っているのだ』、糾弾のシュプレヒコールは止まなかった
この日の始まりは仙台元鍛治公園。葉を落とした欅の伸びやかで細い枝が 冬の澄み切った青空に美しいシルエットを際立たせていた。判決もこの澄み切った青空のようであって欲しいものだみんな願ったものだ。ここでミニ集会を開き、市中デモをして弁護士会館まで歩き、前端集会を行った。原告も7名が傍聴した。うち3名は病との闘いの中にある。
茶番劇の高裁は終わっても、当然の最高裁が終わろうと、おそらく私たちの『子どもを被ばくの心配のない環境で子育てをしたい』社会の実現には、まだまだ多くの人々の目覚めと、努力が必要だろうと思うそれほど『被ばくファッシズム』の壁は世界の核産業によって、築き上げられている
もっともっと頑張らねばならない。子ども裁判は、大きな楔を打ち込んだし、すでに破綻はおおいかくせなくなってきている。腰を据えて、頑張ろう。私の個人の思いをメモしました。追って弁護団の正式見解がホームページに掲載されます。そちらもご覧ください。
以上転載終わり
宮口さん、残念ですね。これからもがんばってください。
子ども脱被ばく裁判 司法は再び子どもを護らず。
宮口です。
私が支援している子ども脱被ばく裁判の控訴審の
仙台高裁で18日に判決がありました。
子どもたちが被ばくの危険のない環境で、安心して生活し教育を
受ける権利を求めて起こしていました。
福島地裁では却下する!の一言で退けられ、
仙台高裁の石栗正子裁判長も、再び却下!
司法は子どもたちを守りませんでした。
すぐさま最高裁に上告したのですが、法廷は怒りと悲しみでいっぱいになりました。
事故後、国は放射能の公衆衛生基準を年1ミリシーベルトから、
年20ミリシーベルトに引き上げました。
病院のレントゲン室で生活するような値です。
原発労働者でも年5ミリシーベルトの基準があるというのに、
司法は子どもたちをも含む基準を適用し、違反ではないとしたのです。
怒りで煮えくり返り、すっかり体調が崩れてしまいました。
東京ではほとんど報道されませんが、下記お読みいただければ光栄です。
■2023/12/19 民の声新聞 【子ども脱被ばく裁判】〝親子裁判〟二審も敗訴 SPEEDI情報の信頼性を否定し、年20ミリシーベルト基準も山下発言も容認 原告「最高裁まで闘う」と上告方針~仙台高裁
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-761.html
■2023/12/18 NHK福島 原発事故“子ども被ばく”賠償訴訟 2審も原告側の訴え退ける
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20231218/6050024815.html?fbclid=IwAR0sR-np2K1fFCx95em6UtjOJOInXvwcs_bCD5Fw_TSdchS-gzcrbVbuCVQ
■2023/12/18 NHK宮城 子ども被ばく裁判 2審も棄却 仙台高裁
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20231218/6000026106.html?fbclid=IwAR3BxLrpDaTvx9GQKnZLnNK4hxwlWDGwWO6gecPSPpCdL9wiQ3RntFJQ52s
■2023/12/18 Our Planet-TV 「子ども脱被ばく裁判」2審も棄却〜仙台高裁
https://www.ourplanet-tv.org/48045/
■水戸喜世子共同代表 Facebookより転載
今日12/18『子ども脱被ばく裁判』の『親子裁判』国賠訴訟部分についての判決が出た。
原発事故が発生した時、避難するか しないか、それを選択する権利は主権者一人一人が持つ。その場合の前提になるのが、国、県から正しい情報が与えられていなければならない。果たして正しい情報が与えられたかどうか?
・山下俊一の数々のウソ。10を超える科学的事実に反するウソ(ウソであることを本人も全て法廷で認めた。緊急時だから、やむを得なかったとして)
・スピーディを正しく公表しなかった
・安定ヨウ素剤を飲ませなかった
・20ミリシーベルトの環境下で、授業を再開したこと
原告側は国際的基準を上げ、詳細に項目を立てて立証してきた。(最終準備書面で私たちは見ることができる)
更に闇の部分を明らかにするために、内堀福島県知事はじめ問題項目ごとの、行政の担当官を法廷に呼ぶように証人申請をしたが裁判長は全員却下した。
石栗正子裁判長は、前回判決(人権裁判譜分)では、判決理由も読み上げずに退場するという不誠実な職務態度であった為、弁護団から『必ず自ら読み上げよ』とあらかじめ要求をした為にA45ページの『判決要旨』を今回は読み上げた。
判決『棄却』と読み上げた瞬間に『ナンセンス!』と声が上がった。次第に法廷は怒りの声が上がり始めた。こじつけとしか言いようのない理由づけの結論は全て国・県の言い分の上書きそのままであった。なんという司法の堕落ぶり!
命を守る立場に立つのか、政権の走狗となるか。彼女は誰の目にも明らかに後者の側を選んだ。怒号が飛んで当然である。旗だしの裁判所前でも『子どもの命を守らなくて、何を守っているのだ』、糾弾のシュプレヒコールは止まなかった
この日の始まりは仙台元鍛治公園。葉を落とした欅の伸びやかで細い枝が 冬の澄み切った青空に美しいシルエットを際立たせていた。判決もこの澄み切った青空のようであって欲しいものだみんな願ったものだ。ここでミニ集会を開き、市中デモをして弁護士会館まで歩き、前端集会を行った。原告も7名が傍聴した。うち3名は病との闘いの中にある。
茶番劇の高裁は終わっても、当然の最高裁が終わろうと、おそらく私たちの『子どもを被ばくの心配のない環境で子育てをしたい』社会の実現には、まだまだ多くの人々の目覚めと、努力が必要だろうと思うそれほど『被ばくファッシズム』の壁は世界の核産業によって、築き上げられている
もっともっと頑張らねばならない。子ども裁判は、大きな楔を打ち込んだし、すでに破綻はおおいかくせなくなってきている。腰を据えて、頑張ろう。私の個人の思いをメモしました。追って弁護団の正式見解がホームページに掲載されます。そちらもご覧ください。
以上転載終わり
宮口さん、残念ですね。これからもがんばってください。