change.orgさんからメールをいただきました。
高額療養費の限度額引き上げの撤回の署名です。
私も以前、がんで手術をし、高額医療費の恩恵を受けました。
署名の意義はよくわかります。
以下、メールの内容を転載します。
医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される「高額療養費制度」。政府がその負担限度額の引き上げを提案し、国会で連日議論が行われています。
「これ以上負担が増えると、私の命と子どもたちの教育費を天秤にかける日が必ずくると思います」
長期間の闘病が必要となるがん患者や難病患者の皆さんを中心に、負担限度額の引き上げに反対する声が、Change.orgでも多数あがっています。全国の医師・ 歯科医師からなる全国保険医団体連合会(保団連)が開始したオンライン署名「#高額療養費の限度額引き上げを撤回してください」には、3日間で11万を超える賛同が集まっています。保団連は3月6日に厚労省の担当者と面談し、記者会見を行いました。
#高額療養費の限度額引き上げを撤回してください にワンクリックで賛同する
保団連のスタッフと、会見に同席したがん患者・サバイバーの皆さんは、会見で以下のように語りました。
「病気になって仕事ができなくなり、収入が減った状態であることが、全く考慮されていない。今も苦しいけれどなんとかやっている患者の心も折れるし、経済的にも折れてしまう」
「(政府は)自殺防止を謳いながら、がん患者の自殺には1mmもふれていません。がん患者は5人に1人が鬱になるというデータもあります。進行がんの患者は希死念慮も出やすいです。そうした方々が、こうしたニュースに追い詰められているのではないかと心配しています」
「大きな怪我や病気になったときに救われるのは、民間の保険に入っている人だけ、という社会になってしまう。この制度が改悪されて幸せになる人は、誰もいません」
一進一退の攻防が進むなか、3月7日午前10時、政府が今年8月の引き上げを見送る方針を固めたことが報道されました。たくさんの人の声と思いが、政府を動かしつつあります!
保団連は今後、集まった声を石破首相と福岡厚労大臣に届ける予定です。