日々適当

hibitekitou

iPadのスペック

mac |2010-01-31
iPadの技術仕様とアクセサリ [アップル]

iPadの肝はその本体のほとんどを占めるモニタですけど、9.7インチのIPS仕様のディスプレイを採用しており、その解像度は1024 x 768で132ppiと記されています。
ちなみにiPhoneは480 x 320の163ppiとのことで、iPadの方がちょっと細かい荒いようですね。
モニタサイズは計算してみるに長いほうが約197mm、短いほうが約148mmとのこと。A5用紙よりも少し縦が短い(13mm)感じです。

それを囲む本体の実サイズは長いほうが242.8mmで短いほうが189.7mm。ついでに厚さが13.4mm。
だからベゼル幅が約21mmから23mm(長い辺の方が少し太い)。モニタを指で隠してしまわないように親指の付け根から親指全体でモニタ面を、残りの指と手のひらで本体裏面を押さえて持つことを考えると、それぐらいの幅は必要でしょう。

そして重さはWi-Fiモデルが680gで3Gモデルがちょっと重くなって730gだそうです。しっかりとした重みがありますね。ココまで重いことについてはちょいと批判されそうな部分ではありますが、立って片手で本体を支えると言うことでは無い限り、つまり座って操作をする限り、本体の一部は太ももに乗っていたり、あるいは寝ているときは胸の上とか床の上とかに乗りそうだから、案外問題にはならないような気もします。持ち歩くとき「重い」って感じるやもしれません。ジョブスのデモを見ると完全に手のみでホールドするイメージになりそうです。
まぁ両手で操作するってイメージなんでしょう。片手が疲れたらもう片方で、的に。

いざって時に身を守るための鈍器としても活躍できそうな、物としての確かな感触を持っていることが想像されます。

個人的には、MacBook AirとiPhoneを持ち歩くだろうから、持ち歩き時の重さは問題にはならないでしょう(そもそも持ち歩かないと言う意味で)。あるいは完全にオフの時でMacBook Airが必要がない場合にはiPadをMacBook Airのかわりに持ち歩くことはありそうだなぁ。

そんな、外に持ち歩くかもしれない、いやいや持ち歩くことはありえないという使い方によって、Wi-Fiオンリーか、3Gもついているかで悩むことになります。
外で使うとき、iPhoneでネットワークにつなげられないとひどく不便なデバイスになったりしますんで、外に持ち出すのなら3Gをつけたくなりますよね。
ちなみに、ドコモはiPadに対応できるように、SIMカードのみの販売を検討しているそうです。ドコモ、iPad用「SIMカード」販売へ [YOMIURI ONLINE]

デジタルコンパスがWi-Fiモデルについているのは、良いかもしれませんね。
無線LANのアクセスポイントがないところでは地図と同期させることはできませんけど、あるいは地図情報を内包した地図ソフトと組み合わせれば(GPSがないから現在位置は自分で指定する必要があるにせよ)町中で地図が格段に見やすくなります。
それに加えて3GモデルだとGPSで自分の位置を把握可能だから、知らない街に行った時なんかは、iPhoneの小さな画面で地図を見るよりも、iPadで地図を見たくなるんじゃないかなぁって思いました。

そんなiPadの計算能力はApple A4という1GHzのプロセッサ。いわゆるCPUではなく、その能力に加えてグラフィック、メモリコントローラなどのワンチップに収めた物のようです。P.A. Semiを買収したことで可能になったらしい、Appleデザインのこのチップは、しかして細かい情報はいっさいないようです。ともあれ、720pの動画の再生が可能であることやアプリケーションの描画のさくさく感から、将来のMac以外のAppleの製品における期待も高まりますね(Mac以外のiPhone、AppleTV、もしかしたらAirMac Extremeなんかはこれのバリエーションを採用してくるんじゃなかろうか)。

データの保存容量は16GB、32GB、64GBの3つ。128GBがないのは残念な限り。iPadとiPhoneとiPod touchとで128GBを利用すれば量販効果で安くできないかなぁって思ったりするけど、サイズや消費電力的に厳しかったりするのかな?
まぁでもいわゆるPC(or Mac)じゃないので、64GBでも結構行けるかなぁって思ったりもします。

例によって電源は交換不可で、通常の利用で10時間ぐらい持つことを想定しているようです。ついでに、ジョブスがインタビューで「iPad」はディスプレイオフ時には約140時間(約6日間)音楽を再生可能と言っているようです。iPodとして利用する分には結構長時間行けちゃいますな。

入出力系はiPhoneと似たようなもので、外部デバイスとはDockコネクタを介して行うことになります。USBなんざついておりません。AppleとしてはDockコネクタによる囲い込みを目論んでいるのはもちろんでしょうけど、それにより(いちいち専用品を買わねばならないというデメリットはありましょうが)ユーザー体験は確実に向上するという狙いはあるでしょう。それがiPhoneでも使えるなら、結構数も期待できるかもしれません。

そんなDockコネクタにつなぐためのアクセサリがとりあえず3つAppleは発表しているようですね。ひとつはただDockでもう一つはKeyboard付きのDock。Dock付きKeyboardと言った方がいいやもしれません。さらにもう一つはSDカードリーダー。

アクセサリとしてはケースがAppleから出ているのは異例なような気がします。

さてさて、というわけで登場したこのデバイス。
ココまで大きな画面で登場したことで、打ち合わせ時に資料を相手に見せる時に使えるといいなぁって思ったり。
それはA4チップの性能とそれを生かせるアプリ次第だけど、3Dオブジェクトを相手に見せて、それに対して修正点なんかをメモっていけるようなそんな使い方ができたら、仕事でも使えるかなぁって思いました。

でもまぁ、仕事ではそんな時はノートかな(^^;
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