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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



旅行先でふと空を見上げると、黒い大型の野鳥が飛んで来ました。早速カメラを構えて撮影開始。この時点では鳥の種別は全く判りません。

これで判りました。環境省レッドリスト2015版絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているナベヅル(全長100cm)でしょう。

ナベヅルはバイカル湖東部の繁殖地から、冬鳥として日本の鹿児島県出水地方、山口県周南市八代に飛来する冬鳥です。

世界中での生息数は1万羽程度と言われ、その90%が鹿児島県出水地方で冬を越すことが知られています。

一方の山口県周南市では飛来数が減少していて 市の公式HPによれば、2011年7羽、2012年9羽、2013年10羽 2014年11羽、2015年には僅か8羽とか。

こうした大型の野鳥が地域に飛来越冬することで、全国から多くの観光客がやってくるなら、地域おこしの一環としてその保護に意味があると思います。

ところで、この日の旅行先で見たナベヅルの数は、去年の周南市への飛来数よりも多い15羽でした。中洲に着陸しそうです。

兵庫県豊岡市ではコウノトリの繁殖と放鳥の成功で年間8億円も観光収入が増加したそうです。・・・中洲の左側を旋回 しながら高度を下げています。

手前の白いのはコハクチョウ(全長120cm)その後ろにナベヅル(全長100cm) 、その後方の集団はマガン(全長72cm)でしょう。コハクチョウは意外と大きな鳥であることが判りました。

 



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