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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



久しぶりに東京を訪問、千代田区九段にある靖国神社(敷地約9万3千㎡)に参拝してきましたので、靖国神社の歴史と建物などを紹介しましょう。

東京メトロの九段下駅からほど近い第一鳥居は、1921年(大正10年)に「日本一の大鳥居」として建てられましたが、風雨による損傷のために1943年(昭和18年)に撤去されています。

大鳥居は31年間も再建されませんでしたが、1974年(昭和49年)になって日本鋼管製の耐候性鋼による鳥居として再建されたそうです。

柱の高さは約25メートル、笠木(上の横木)の長さは約34メートルもあり、重量は100トン。表面の錆色は塗装ではなく錆本来の色だとか。

第一鳥居の先には大村益次郎像が見えてきます。大村益次郎は幕末維新期の戦没者を慰霊、顕彰するため1869年(明治2年)に東京招魂社(靖国神社の前身)を創建することを明治天皇に献策した人物です。

大村益次郎は、刺客の襲撃を受けて明治2年11月に大阪で亡くなりますが、東京招魂社では大村益次郎の功績を称え翌年この地で没後の1年祭を行っています。

銅像の作者は大熊氏廣、台にある賛の銘は、明治21年6月 内大臣従一位大勲位公爵三条実美とありました。

第二鳥居は大阪砲兵工廠で鋳造(明治19年)された青銅製で、1887年(明治20年)の建立、現存の靖国神社の全4基の鳥居の内では最も古いものだそうです。大村益次郎像はこの翌年に建立されたことになります。

第二鳥居の拝殿に向かって右側、その裏側にある大阪砲兵工廠の銘。向かって左側の柱には明治19年の文字がありました。

つづく

参考文献:靖国神社 神社本庁編

 



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