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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



昨日の記事は大阪のセイタカシギでしたが、もっと近くからセイタカシギを見たいという方のご要望に答え、クロエリセイタカシギを紹介しましょう。

すべて神戸ポートアイランドにある神戸どうぶつ王国で写したクロエリセイタカシギの写真です。足の長さや体つきはセイタカシギと非常に良く似ています。

当然、歩き方もそっくりです。

上から見ると長い初列風切羽が尾羽の上で交差していて、セイタカシギの飛行能力が高いことが判ります。

黒襟と書きますが良く見ると単純な黒ではなく、緑色がかった複雑な構造色をしています。セイタカシギも同様な特徴があるようです。

クロエリセイタカシギの目の虹彩は赤、セイタカシギ成鳥の虹彩も赤ですが、干潟のセイタカシギは遠くてそこまで判別するのが困難なのです。

本来のクロエリセイタカシギの分布域はアメリカ大陸ですが、日本には動物園の展示用などとして移入され、奈良、京都、大阪などで野生生息が確認されています。・・・クチバシは、セイタカシギよりやや太く見えます。

どうやら個人によって2001年頃に数十羽から数百羽のクロエリセイタカシギが意図的に放鳥された可能性があるようです。・・・顔をズーミングした写真を見ると、目の虹彩が赤であるのが良く判ります。

それ以降、クロエリセイタカシギと日本のセイタカシギとの交雑が懸念されていますが、2004年に大阪で営巣が確認されたセイタカシギにクロエリセイタカシギの特徴が顕著に現れていたため、すでに交雑が起きている可能性が心配されています。・・・この写真は少し大きすぎました



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