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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



この日天気予報は、「晴れ」でしたが実際は薄曇りで、少しもやがかかっていました。




暗越奈良街道は、国道とはいえ道幅は狭く、急勾配で有名です。




「暗がり」の名称は、樹木が鬱蒼と覆い繁り、昼間も暗い山越えの道だったという説が有力です。




途中には、1000年以上前から湧き出ている弘法の水がありましたが、現在、生水のままでは飲めないようです。




弘法の水を過ぎると生駒山系の頂上が近くなり、道の勾配が次第に緩やかになってきました。




この辺りから道の両側には民家が続き、その先に狭い暗越奈良街道が伸びています。




江戸時代、暗峠には20軒近い茶店や旅籠があり、伊勢参りの人々で賑わっていたそうですが、今は茶店が1軒だけでした。街道の右側には、広い農地も




峠の頂上付近の路面は、大和郡山藩によって敷設された石畳となっていることが知られています。




暗峠には、「日本の道百選」の標識もありましたが、周辺の歴史景観を改善すれば、もっと人気が出るのではないでしょうか。




近鉄枚岡駅から約1時間20分、標高455mの暗峠の先には、生駒スカイラインの下を抜けるガードがあり、その先は奈良へと続いていました。




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