この日は雨が降っていましたが、ホテルからほど近い、築地場外市場まで散歩してみました。
この場外市場には、テリー伊藤さんの実家、「玉子焼の丸武」があることで知られています。
早速買って食べて見ましたが、砂糖を使った甘い玉子焼で、コクのある出し巻きに慣れた大阪人には、ちょっと馴染めない味でした。
築地場外市場には、この江戸前玉子焼の店が何軒もあり、それぞれ微妙に味が違うようなので、食べ比べて見るのと面白いかもしれません。こちらは漬物屋さん
さて、築地市場と場外市場に挟まれた道を海の方に歩いてゆくと、交差点の先に波除稲荷神社(創建は1660年頃とか)がありました。
拝殿に向かう境内の左右には、二つの獅子頭が置かれ、左手が「お歯黒獅子」、その横には玉子焼屋さんの玉子塚が。
参拝後、市場に引き返し、商品で占領された狭い路地の中に入ると、市場からの荷物を運ぶターレットトラックが頻繁に通り、交通事故が心配になります。
この場外市場にはアーケードが無く、店ごとにビニールシートなどで雨除けをしていましたので、雨の日の買い物は大変です。揚げたてのてんぷらも売っています。
石原都知事は、1935年に完成した今の築地市場を視察して、「古い、狭い、危ない」と評価したそうです。新大橋通りに面した通りの混雑
ところで、「古い、狭い、危ない」築地市場の豊洲移転問題はどうなったのでしょうか。
参考文献:「つきじ」と「市場」森 清杜著
つづく