秋分の日から2日後の9月25日、シーサイドコスモから明石海峡大橋を眺めると、夕日は橋の右側に、この日風が強かったせいか、橋の両側が蜃気楼現象で歪んで見えていました。
大阪港から見る夕陽は、これからさらに左側に移動、10月の初めには明石海峡大橋の中央に沈むようになります。
今年も天気の良い日の夕方、シーサイドコスモまで出かけ、明石海峡大橋に向けてカメラを構えていると、無粋な貨物船が太陽の前を横切るではありませんか。
船はすぐに通り過ぎて事なきを得ましたが、船のシルエットの先に、オレンジ色の雲がオーロラのように見えていました。
さて、太陽は明石海峡大橋の中央からやや斜めに沈み始め、次第に右側の支塔に近づいてゆきます。
夕日は、水平線ぎりぎりまで高度を下げますが、期待したダルマ太陽現象を見ることができませんでした。
ダルマ太陽とは、太陽と水平線が近づくと太陽の下から水平線に光が伸び、ダルマが首を伸ばしたように見える蜃気楼現象です。(昨年撮影した写真)
太陽は、急速に明石海峡大橋の彼方に沈んでゆきますが、この時期にこれだけ天気が良く、空気が澄んで、クリアに日没が見える日は少ないのではないでしょうか。
太陽は、半分その姿を隠してしまいましたが、ここから完全に隠れるまでの時間は、僅か1分20秒。
今年も、明石海峡大橋の彼方に沈む夕陽を見ることができてラッキーでした。